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……奥に気配が2つ。
1人は犯人、1人は人質。
気配が近付いて来てる。
物陰に隠れて隙をつくか。
俺はコピー機と壁の隙間にしゃがんで身を潜めた。
少ししてから裏口に繋がる扉が開く音がし、そこからもう1人の犯人が人質のA君の口を塞ぎながら目の前を通り過ぎる。
仲間が倒れ、5人の銀行員の姿がないことに気が付いたソイツは声を荒らげた。
「なっ？！こ、これはどういうことだ！？」
『んぐっ…！』
「クソっ！どうなってやがる？！
おいっ！いつまで寝そべってんだよ！！」
『ん"ん〜〜〜っ！！』
「あ"ぁークソっ！！暴れんなこの餓鬼！！」
『っ、』
燈矢「！！」
犯人は自分の髪をぶち抜いて刃物に変え、それをA君の頬に充てがう。
鋭利なそれは簡単に彼の頬の肉を切って血が滴り落ちた。
その瞬間、俺の中で何かがブチ切れ──…、
燈矢「──赫灼熱拳…、」
「……え？」
『？！』
燈矢「──プロミネンス…！」
「ヒーロー？！え、お、おい待て！！
こっちには人質が────ギャアァァァァッッ！！！」
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エンデ「トォォォォヤァァァァッッッ！！！
貴様何を考えているんだぁぁっっ！！！」
燈矢「熱っ！うるせっ！
いーだろ解決したんだから！！」
エンデ「今回はなっ！！だがもし相手が逆上して人質に危害を加えたらどうするつもりだ？！」
燈矢「…………。」
……まぁ、それは親父が正しいか。
さっきはかなり強引に突っ込んじまったからな。
たまたまA君に大怪我が無かったのが幸いだった。
エンデ「次からは軽はずみな行動を慎め！」
燈矢「へーい。」
適当に返事をした俺に更に眉間に皺を寄せた親父だったが、メディアもいる手前これ以上の説教もイメージを崩しかねないと思ったのか、軽く俺を睨んでパトロールに戻って行った。
遠ざかる親父を見上げながら頭を掻いてると、『あの、』と控え目な声でA君が俺を見ていた。
『トーヤさん、助けてくださりありがとうございました！』
燈矢「あ、いや…、なんか悪ぃ。
怖い目に合わしちまったな。もっと考えて動けばよかった。」
『だ、大丈夫です！
あの時トーヤさんがいなかったら今の僕は無かったかもしれませんし、この傷だって犯人が付けたものですから。』
頬に貼られた絆創膏を指で撫でながら優しく笑ってくれるA君。
あ〜、すげぇ良い子。好き。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
