↑Another Story ページ19
.
(AFO side)
『満開だー！』
AFO「天気も良いし、暖かいからすぐに開花したね。」
『先生っ！ここでお弁当！』
AFO「わかったから少し落ち着きなさい。」
家から然程遠くない桜並木。
人もおらず、僕達だけの貸切状態で満開の桜を見に来たわけだが、Aのテンションが頗る高い。
落ち着きのない小さな体をベンチに座らせ、持ってきた弁当を自分達の間に広げた。
朝早くから頑張って作ってくれたAの手作り弁当……、実に楽しみだ。
AFO「美味しそうに出来てるね。」
『く、黒霧さんにもお手伝いしてもらいました…。』
AFO「でも殆ど君が作ったんだろう？凄いじゃないか。」
『…えへへ。』
あぁ…、可愛いなぁ。
頬を染めて照れ臭そうにはにかむAの頬を撫でる。
こんなに可愛くては、いつか拐われてしまうんじゃないかと心配になる。
「それフラグじゃね？」と此処にいないはずの弔の声が聞こえたが無視しよう。
『あっ！』
AFO「ん？どうした？」
『……水筒忘れちゃった。』
AFO「あぁ、どうりで軽いわけだ。」
Aのリュックには弁当箱が1つとハンカチやタオルのみ。
どうやらリビングのテーブルに置きっぱなしにしてしまったようだが、戻るのも面倒だし来る途中で自販機があったからそこで買ってこよう。
AFO「すぐそこの自販機で買ってくるから、此処で良い子に待ってなさい。」
『はーい！』
元気よく返事をしたAの頭を撫で、さっき見掛けた自販機に1人で向かう。
1分も掛からず目的の自販機に到着し品物を物色。
自分はお茶で十分だが、Aは何がいいだろうか？
弁当に甘いジュースは合わないだろうし、あの子は珈琲も紅茶も飲めない。
となるとやはり、無難に僕と同じお茶だな。
緑茶を2本購入し、すぐにAの元へと戻る。
………のだが、ベンチにはAの姿が無く、弁当が地面に落ち、おかずが無惨な事になっていた。
AFO「…………A？」
辺りを見回してみるが、何処にもいない。
ドクドクと心臓が早鐘を打ち始める。
さっきの弔の声を思い出し、ペットボトルを投げ捨て桜並木の辺りを隈無く探した。
何度もAの名を呼ぶも返事がなく、焦りだけが募って行く。
そんな時…、
AFO「──！！」
見慣れた小さな靴が一足…、草むらに転がっていた。
それを拾い上げて確認すると、僕があの子に買ってあげた靴であることがわかった。
AFO「……ヒーローじゃない。」
これは人拐いだと…確信した。
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アマンダ - ミヤビさん» ありがとうございます！！！楽しみにしてますっ！ (11月7日 6時) (
レス) id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - アマンダさん» アマンダ樣、リクエスト承りました。こちらではお話がいっぱいで載せられないので続編にて投稿いたします。完成まで少々お待ち下さい。 (11月3日 8時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
アマンダ - 更新ほんとに嬉しいです！先生かっこいい、リクエストいいですか？鬼龍くんがテレビのスーツを見ていて(先生に似合いそうで)かっこいいって言って先生の誤解で嫉妬とか先生が嫉妬する系が…まぁ先生はいつも嫉妬してるんですけど…受け付けてなかったらすいません！ (11月3日 2時) (レス) @page50 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！タバコ吸ってる先生絶対カッコええ...鬼龍君も超可愛いです (11月2日 22時) (レス) id: 94da43d755 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 死ぬほどかわいい…尊い… (10月15日 13時) (レス) @page46 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2023年2月22日 18時
