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弔さん達を探し歩くこと数分。
大通りに向かうに連れて人が多くなっていくことに気付いた。
しかもトゥワイスさんらしき大群が波のように街を侵食してる。
『トラウマ克服したのかな…、』
100、200じゃ効かない数。
取り敢えず彼の安否確認は大丈夫そうだ。
トゥワイス軍団が向かう先は、この街で一番大きなタワー。
成る程、あっちに行けば弔さんにも会えるかな。
「いたぞ！！鬼龍Aだ！！」
「生け捕りにしろ！！」
『…………邪魔。』
───ザシュッ！
「あ、ぇ…？」
「？！、お、おいっ！！」
パチン、と指を鳴らすと１人の男が下から生えた木の枝に串刺しにされ、恍けた声を最期に絶命した。
ボタボタと上から降ってくる血が地面に染み込んでいく。
一瞬で仲間が殺されたことに思考が追い付いてないのか、もう１人は固まったまま動かない。
『……ねぇ。』
「っ、」
『あのタワーにリ・デストロがいるの？』
「だ、だったら何だ？！」
『何って、首取るんじゃん。』
「そんなことはさせね──………？！」
僕に飛びかかろうとした男はその場から動けず、また困惑した表情を見せた。
動けないのは当たり前。
だって、足元には蔦が絡まってるんだもん。
「な、何だこれ？！」
『"苗床"。』
「は？！」
『よかったね。気に入ったみたいだよ、君のこと。』
「一体何を言って───……ゔぁぁぁっ？！」
蔦が絡まった両足から肉を突き破って芽が生え始める。
血が滴る地面からは次々と新たな芽も生えていき、どんどん男を包んでいく。
その度にまた芽が肉を突き破り、血を流し、そこから新たな芽が生え、絡み、を繰り返す。
「いでぇっ！！何だよこれぇっ！！」
相当痛いらしい。
大の大人が涙と鼻水を流しながら「死にたくない！」と懇願した。
僕達のことは殺すつもりでいたくせに、いざ自分が死に直面すると都合のいいことを言い始める。
"苗床"となったあの男はもうあの植物の栄養だ。
男が死ぬまで…成長を続ける。
所謂、寄生型の植物だ。
そして１番厄介なのが……これは中々死ねないらしい。
栄養源が死ねば己も死んでしまうという植物の知恵。
だから、気に入られてしまったらもう逃げられない。
『凄いなぁ〜…、こんなのも生やせるんだ〜…。』
実はこれ、【具現化】ではない。
赤い鉱石に残る"個性"を取り敢えず使ってみたら、なんかいろいろ生えてきた。
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あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！一体何が書いてあるんだ... (2023年1月25日 17時) (
レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
yuuka(プロフ) - めっちゃ好きです！！！！無理しない程度に更新頑張ってください！！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page48 id: d07776e606 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！死柄木...弟(?)愛でそこまで頑張れるなんて... (2023年1月15日 9時) (レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます。A組の皆んなは鬼龍君の事どう思ってんのやろ...。荼毘のやつは本当に好きなんだろうな (2023年1月13日 23時) (レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - あー、ほんとこの作品大好きです！無理せずに頑張ってください！！ (2022年12月6日 11時) (レス) @page38 id: a1d0294fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2022年7月19日 0時
