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『弔さん…、好き嫌いはなるべく無くしてくださいね。』
死柄木「あぁ…、お前が作ってくれるならな。」
小さい体が今度は大きくなり、今のAへと変わる。
成長するにつれて『お兄ちゃん。』と呼ばれなくなったのは少し寂しかったな。
『弔さんはリーダーに向いてますよ。
僕達を引っ張ってくれる、連合にとっての希望です。』
死柄木「A…、」
これ…、確かマキアと闘ってる時の……。
Aからしたらたいした事言ってないかもしれないが、俺は何と無くむず痒い感じがしたのを覚えてる。
『弔お兄ちゃん！！』
死柄木「何だよ。」
いつの間にか側にいた小さいAが俺の手を握って引っ張る。
何処に行くつもりなのか知らないが、大人しくそれに従うことにした。
『早くっ、早くっ！』
死柄木「待てって…、何処行くんだよ。」
ニコニコ笑いながら前へ前へと引っ張られ、気付けば俺を吸い込むような暗い空間に移動していた。
こんな所に何かあるのか？と疑問だったが、その答えはすぐにわかった。
AFO「──A…、弔…、」
『先生ぇっ！』
死柄木「………、」
暗闇の中に紛れた先生の姿。
Aは俺の手を離して先生の元へ走っていき、思っきし抱き着いた。
顔に靄がかかってる先生もAを抱き留めて頭を撫でる。
死柄木「先生…、黒霧みたいになってる。」
AFO「………おいで。」
死柄木「…………。」
…成る程な。
この先生が、【オール・フォー・ワン】。
俺が先生のとこに行けば、先生の力が移植されるってことか。
『弔お兄ちゃん！早くっ！』
死柄木「急かすなよ。今行く──………！」
足を１歩踏み出したその時…、俺の体を押さえつける無数の手が現れた。
お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、華ちゃん……、
「転弧っ！！」
…………お父さん。
「──忘れないでね…。」
この手は……、ヒーローのお婆ちゃん……、
何で止める？
今更になって、また俺を否定するのか？
死柄木「もう…、俺を否定するな。」
父の手に触れ、粉々に崩せば家族全員塵と化した。
ブラックホールのような底無しの闇に導かれるがまま、俺は先生の元へと歩みを進める。
『弔お兄ちゃん！僕も行く！』
死柄木「……あぁ、一緒にな。」
小さい手を握り、共に暗闇の奥底へと足を踏み入れた。
これで俺は…、全てを壊す力を……、
【オール・フォー・ワン】を手に入れる…。
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あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！一体何が書いてあるんだ... (2023年1月25日 17時) (
レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
yuuka(プロフ) - めっちゃ好きです！！！！無理しない程度に更新頑張ってください！！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page48 id: d07776e606 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！死柄木...弟(?)愛でそこまで頑張れるなんて... (2023年1月15日 9時) (レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます。A組の皆んなは鬼龍君の事どう思ってんのやろ...。荼毘のやつは本当に好きなんだろうな (2023年1月13日 23時) (レス) id: 15aa30fef7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - あー、ほんとこの作品大好きです！無理せずに頑張ってください！！ (2022年12月6日 11時) (レス) @page38 id: a1d0294fee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2022年7月19日 0時
