RESET (AFO) ページ7
リクエスト
※死ネタ、○殺行為あり。
────────────
(AFO side)
AFO「………A…、」
荒廃した世界。
敵とヒーローの全面戦争の痛々しい痕跡。
瓦礫に埋もれた幾つもの遺体が目の前に広がる中、僕は木に凭れる愛しい人を見つけた。
血を流す彼に手を伸ばし、頬を撫でる。
まだ仄かに温かいが……呼吸が浅く、きっと永くはないだろうと悟った。
美しい髪も…、可愛らしい顔も、闘いのせいで酷く傷付いてしまっている。
痛む体に鞭を打ちながら愛しい彼を抱き締める。
傍にいてやれなかった…、
辛かったね……、
痛かったね……、
君を守ると決めたのに、なんて不甲斐無いのだろうか…。
『…せん………せ、』
AFO「A…よく頑張ったね……、僕のために、ありがとう…。
もう疲れただろう？……ゆっくりお休み。」
『……───、』
僕がそう伝えれば、少し微笑んでそっと瞼を閉じる。
眠ったかのような穏やかな表情で……Aは死んだ。
冷たくなる体を一層抱き締め、まだ温もりが残る唇に口付けを落とす。
AFO「１人にはさせない…。
"今度こそ"、僕達の理想の世界で生きよう。」
隠し持っていた拳銃を自らの頭に突き付ける。
AFO「───さぁ、【リセット】だ。」
───パァンッ！！
.
.
.
.
AFO「──…………、」
ふと目を覚ますと、見慣れた天井が目に入る。
重い体を起こし辺りを見回せば、そこは僕とA、弔、黒霧と共に暮らしていた家だ。
なんと懐かしい…。
この家で、Aと愛を育んだ。
『先生っ！』
AFO「おっと…、朝から元気だね。」
着替えを済まし寝室のドアを開けた途端にドンッ、と小さい衝撃。
お腹にグリグリと頭を押し付ける懐かしい姿。
さっきまで僕の胸ぐらいの身長だったのが不思議に感じる。
『先生、今日はお寝坊さんですか？』
AFO「そうだね、疲れてるからぐっすり眠ってしまったみたいだ。」
『………具合悪いんですか？』
AFO「いいや…そんなことはないよ。心配してくれてありがとう。」
小さな体を抱き上げて頬に口付けを落とした。
この感触も懐かしいな。
無邪気に笑うこの愛しい子が……、いつしか"前"のように息絶えてしまうのか。
………いや、もうそんなことはさせない。
今度こそヒーローを滅ぼし、僕達の理想郷を創り上げるんだ。
例え…何度も同じ事を繰り返そうとも……必ず…、
。
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あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！酔っ払い鬼龍君かわええぇ…ほんとにかわいい…ああ… (2022年9月22日 8時) (
レス) @page50 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！コーヒー苦いよな…自分紅茶も好きじゃないんですよ…どうしたもんか (2022年9月9日 8時) (レス) @page46 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！！鬼龍君可愛いなぁ…へへ…自分も小さい頃やってました。全然信じてました (2022年9月5日 14時) (レス) @page46 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！鬼龍君鈍感すぎでしょ…弔も怪しいけど (2022年8月24日 10時) (レス) @page45 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
あ。(プロフ) - 更新ありがとうございます！鬼龍君寝相悪いのか…勝手にめっちゃ綺麗に寝てると思ってたわ。可愛い… (2022年8月20日 21時) (レス) @page41 id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2022年5月18日 23時
