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――――数ヶ月後、
僕は徹底的にAの周りを調べ上げた。
登下校時間、部活、家の住所など……。
勿論両親が健在なのも承知済だ。
爆豪勝己の家の住所も把握している。
そして、今は登校時間。
僕の予想が正しければ、そろそろAが来る筈。
駅の改札から雄英高校の生徒達が流れていくのを観察していく。
因みに会社は辞めた。
今まで働き詰めで貯金は山程あるし、何よりAの事で忙しいからね。
爆豪「遅ぇっ！！遅刻して単位落ちたらテメェのせいだかんな！！」
『だからごめんって！』
AFO「！！」
――――来た…。時間通りだ。
視界にAを捉えながら、ポケットからハンカチを取り出した。
一瞬僕と目が合ったが、恥ずかしいのかすぐに逸らしてしまう。
そんないじらしい所も相変わらず可愛い。
すれ違い様にわざとハンカチを見えるように落とし、少し歩く速度を遅くする。
絶対に目には入れてる筈だ。
『あのっ！すみません！』
AFO「ん？」
やはり読み通り。
僕が落としたハンカチを手に話し掛けてくるA。
身長に差があるから自然と上目遣いになるAが、懐かしく愛おしい。
『ハンカチ落としましたよ。』
AFO「え？…あぁ、どうもありがとう。」
それとなくハンカチを受け取り、優しく微笑む。
僕をジッと見つめる愛らしいAを抱き締めたい衝動を抑えつつ、僕も負けじと見つめ返した。
僕達の間に何分間もの沈黙の後、爆豪勝己の呼ぶ声でAは僕から離れてしまった。
遠ざかる背中に、「また後でね…」と囁いてから、近くに停めてあった車に乗り込みある場所に向かう。
１０分程移動した所にある住宅街。
モダンな家が見える所の駐車場に車を停め、この間ネットで買った物を確認する。
サバイバルナイフ、スタンガン、ガソリン、妨害装置。
全て裏サイトで購入した物だ。
届くのに１ヶ月は掛かったが、まぁいいだろう。
Aの両親は共働きだ。
夕方頃、帰ってくる時間までゆっくりと計画の再確認でもしておこう。
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――――夕方６時、
Aの家に明かりが灯る。
親が帰って来た合図だ。
妨害装置を起動後すぐに荷物を持ち、車を出て《鬼龍》と書かれたプレートがある家の前に立つ。
あの機械のおかげで、この近辺の防犯カメラは妨害電波によって遮断される。
"個性"が無くても、中々いい代物があるんだね。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様、リクエスト承りました。完成まで少々お時間いただきますので暫くお待ち下さい。 (2022年3月3日 23時) (
レス) @page28 id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様、コメントありがとうございます。リクエスト大丈夫ですので、お気軽にコメントください。 (2022年3月3日 15時) (レス) @page28 id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - ヒロさん» ヒロ様。リクエストありがとうございます。完成まで暫くお待ち下さい。 (2022年2月7日 1時) (レス) id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - リクエストです。時間があったらショタ夢主が熱出したみたいなの出来ますか？ (2022年2月3日 18時) (レス) id: 8d549d1bab (このIDを非表示/違反報告)
あ。 - 『悪夢の始まり』の続き書いてほしい…。お体に気をつけて下さい (2021年12月23日 20時) (レス) id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2021年9月13日 12時
