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僅かに開いた小さな口にお粥を少し流し込む。
ゆっくりと咀嚼し、ごくりと飲み込んだ後にもう一度スプーンを運ぶが、口元を布団で隠して首を横に振られた。
まぁ一口だけでも食べた事に変わりはないか。
『…おくすりのまなきゃダメ？』
AFO「ダメ。早く治すにはご飯も薬もちゃんと摂らないとね。」
水と薬をAの前に差し出せば、嫌そうな顔をしながらもちゃんと受け取り数回に分けてしっかりと飲み込んだ。
それを確認し、Aを再び寝かせながら黒霧が持ってきた冷えピタを額に貼り、モゾモゾと動く布団を軽くポンポンと叩いてやる。
だんだん眠くなったのか、うつらうつらしながら瞼を擦る仕草を見せはじめた。
死柄木「……俺ちょっと出てくる。」
AFO「あぁ……、できれば苺味のヨーグルトかゼリーが好ましいかな。」
死柄木「………。」
僕の要求に返事することなく出ていった弔。
あの子が出掛けるのは大概A関連だから、何か物色しに行ったんだろう。
あれはあれで弔なりにAを心配してるんだろうね。
『せんせ…、』
AFO「ん？」
『せんせ…、せんせ…、』
AFO「大丈夫、ここにいるよ。」
か細く僕を呼ぶAの手を握って額と額をくっつけた。
汗ばんだ額の熱さ感じながら「大丈夫。」と何度も繰り返し、お腹の辺りをリズムよくポンポンと叩けば次第に規則正しい息遣いが聞こえてくる。
僕の手を握って離さない小さな手を、片方の手で優しく包み込んだ。
熱が出ると人が恋しくなる…と聞くが、それが本当なら愛しい君に寂しい想いをさせないようにしないとね。
AFO「ゆっくりお休み…、」
早く元気になるように…、と呪い(まじない)をかけるように赤くなった頬に口付けた。
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────１週間後、
『治った！』
AFO「それは良かった。よく頑張ったね。」
『んーん！先生達が看病してくれたから治りました！
ありがとうございます！』
AFO「はい、どういたしまして。」
黒霧「インフルエンザになったときはどうなるかと不安でしたが、元気になって良かったです。」
『はいっ！』
AFO「…………………さて、問題は…、」
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死柄木「ゴホッ！ゴホッ！………あ"ぁ〜……完全に感染ったぁ〜……、」
AFO「だからマスクしろって言ったんだ。」
看病生活はもう少し長引きそうだな。
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ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様、リクエスト承りました。完成まで少々お時間いただきますので暫くお待ち下さい。 (2022年3月3日 23時) (
レス) @page28 id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - あ。さん» あ。様、コメントありがとうございます。リクエスト大丈夫ですので、お気軽にコメントください。 (2022年3月3日 15時) (レス) @page28 id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - ヒロさん» ヒロ様。リクエストありがとうございます。完成まで暫くお待ち下さい。 (2022年2月7日 1時) (レス) id: 3bbb41bd56 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ(プロフ) - リクエストです。時間があったらショタ夢主が熱出したみたいなの出来ますか？ (2022年2月3日 18時) (レス) id: 8d549d1bab (このIDを非表示/違反報告)
あ。 - 『悪夢の始まり』の続き書いてほしい…。お体に気をつけて下さい (2021年12月23日 20時) (レス) id: 976bfd9362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2021年9月13日 12時
