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死柄木「悪いね血の気が多くて。
………でも、俺達も時間がないんだ。ヒーロー達も俺達の調査を進めていると言っていた。
悠長に説得していられない。
──先生……力を貸せ……、」
AFO《…………いい判断だ。死柄木弔。》
モニターから聞こえる先生の嬉しそうな声。
先生も弔さんの判断が正しいと認識した事に、少し複雑な気分になった。
俯く僕に、黒霧さんが小さく周りには聞こえないように耳打ちした。
黒霧「……A、もう少し冷静に対処しましょう。
今の貴方は、この前までの死柄木弔と何ら変わりありませんよ。
雄英に潜入してから……様子がおかしいです。」
『っ…、そんな事…、』
黒霧「恨みの対象がいる分、落ち着かないのはわかります。
ですが……だからこそ、的確な判断が必要なんです。」
『…………、』
黒霧さんの言ってることは正しい。
今の僕はどうかしてる。あの意味のわからない涙を流してから……僕の中で何かがぶつかり合って、葛藤している。
昨日は先生が傍にいてくれたから、いつもの僕でいられた。
でも今は………この中で一番の役立たずだ……。
現状を変えないと。
いつまでも先生や弔さん達に頼ってちゃダメだ。
先生の隣にいても恥ずかしくない敵にならなきゃ……！
その為にはまず、弔さんに従って──………
──コン、コン、
「どーもー！ピザーラ神野店ですぅ！」
「「「…………、」」」
『…………え、』
誰？ピザ頼んだの。
と、口にしようとした時……
──ドゴオォォォンッッ！！！
マイト「SMAAAAAAASH！！！！」
スピナー「ぐはぁっ？！」
『？！』
突然スピナーさんが凭れ掛かっていた壁が、轟音と共に崩れ去り瓦礫が雪崩れ込む。
土煙が舞うなか、一際目立つ金髪を目にした瞬間に、喉がヒュッと詰まった。
──まさか……オールマイト？！
死柄木「っ？！、黒霧！！ゲート！！」
カムイ「逃がさんっ！！」
『うぁっ！？』
弔さんが黒霧さんにゲートを出させて逃げようと試みるも、シンリンカムイによって一瞬で全員捕縛された。
荼毘「木ぃ…？こんなものっ……！」
グラン「させんっ！！」
荼毘「がっ…！」
『？！、だ、荼毘さん！！』
バーを飛び回る何かが荼毘さんの頭を打撃し、荼毘さんは脳震盪で気を失ってしまった。
何でっ！？こんな短期間でアジトがバレるなんて有り得ない！！
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mikitty(プロフ) - コメント失礼します！この小説面白いですね！高評価しておきました！更新楽しみにしています！ (2021年3月27日 18時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - しのぶ様、えど様、ご感想ありがとうございます！精一杯頑張ります！ (2021年3月24日 21時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年2月25日 14時) (レス) id: 1af688c46c (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 頑張って下さいね！ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 皆様ご感想ありがとうございます！まとめてで申し訳ありません。気が付いたらコメントが溜まっておりました……。更新を楽しみに待っていただきありがとうございます！プライベートもあるので、頻度は下がると思いますが何卒よろしくお願いいたします！ (2021年2月2日 8時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2021年1月8日 1時
