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──１時間後…
『あ、あの……ごめんなさい……』
マイト「いや…大丈夫だよ……ははは……」
あれから２人に止められて、お医者さんからこの骸骨さんがオールマイトの本当の姿だと教えてもらった。
敵との闘いで、前みたいに長い時間あの姿にはなれないんだって。
それと、そばかすのお兄さん。
この人は緑谷出久君本人で、今は１６歳。
どうやら僕は、ずっと……９年間も眠っていたらしい。
マイト「９年前のある日、君の両親は敵に襲われて亡くなってしまった。
君も深傷を負っていて、昏睡状態に陥ったが……なんとか持ち堪えてくれてよかったよ。」
『…………父さんと母さん……死んだの？』
マイト「………すまない、あと少し来るのが早ければ……」
『別にいいです。』
マイト「……え？」
『あの２人がいなくなっても……どうでもいい。』
寧ろスッキリしてる。
そう言えば、３人は驚いた顔をして僕を見てきた。
だって何年も僕を虐めて、殴ったりしてきたんだ。そんな人達…いない方がいい。
……でも、なんだろう？
どこかモヤモヤして、もどかしい……。
医師「オールマイトさんも緑谷君も、ずっと君を気に掛けていたんだよ。
特にオールマイトさんは君を助けてくれた張本人だからね。」
『オールマイトが…助けてくれた？』
医師「そうだとも！君の家が全焼するほどの大火事にも関わらず君を救出に行ったんだよ！」
お医者さんはそう言ってるけど、なんだか違和感を感じる。
──違う…、オールマイトじゃない。
夢に見たあの人が、僕を助けてくれたんだ。
どうして嘘をつくの？
『………違う。』
医師「え？」
『僕を助けてくれたのは、オールマイトじゃない。』
マイト「………、」
緑谷「な、何…言ってるの？
あの時、君を助けてくれたのはオールマイトだよ？どうして……そんな事言うんだ？」
『だって……コスチュームが違うし、声も違う。
僕を抱き締めてくれた人は、黒いスーツを着てたんだ。』
緑谷「黒い…スーツ！？」
そうだ……あれは夢じゃない……どこかにある僅かな記憶なんだ。
あの男の人は何ていうヒーローなんだろう？
出久君ならわかるかな？
『出久君…黒いスーツを着たヒーローって誰なの？』
緑谷「っ、」
『サラリーマンみたいなスーツを着た人。
顔はぼんやりしててわからなかったけど……写真とか見ればわかるかもしれない。』
緑谷「そ、それは……っ！」
出久君…どうして教えてくれないの？
。
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mikitty(プロフ) - コメント失礼します！この小説面白いですね！高評価しておきました！更新楽しみにしています！ (2021年3月27日 18時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - しのぶ様、えど様、ご感想ありがとうございます！精一杯頑張ります！ (2021年3月24日 21時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年2月25日 14時) (レス) id: 1af688c46c (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 頑張って下さいね！ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 皆様ご感想ありがとうございます！まとめてで申し訳ありません。気が付いたらコメントが溜まっておりました……。更新を楽しみに待っていただきありがとうございます！プライベートもあるので、頻度は下がると思いますが何卒よろしくお願いいたします！ (2021年2月2日 8時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2021年1月8日 1時
