神野区の悪夢編 ページ1
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爆豪勝己を捕らえた。
弔さんが、敵連合に加入させるために…と。
合宿襲撃で新規３名を失ったことは痛手だが、今となっては仕方のないこと。
何かを獲るためには、何かを差し出さなければいけない。
彼等がその対象だっただけの話。
死柄木「………ようこそ、爆豪勝己君。
ごめんね？手荒なマネしちゃって。」
爆豪「……クソがっ、テメェU.S.Jの時の野郎だな？」
死柄木「憶えててくれたんだ。嬉しいねぇ。」
"個性"を出させないよう、手を拘束して椅子に座らせる爆豪に、弔さんはご機嫌気味に話を進める。
わざとテレビをつけて、雄英の謝罪会見を見せつけた。
根津校長、イレイザーヘッド、ブラドキングが敵に侵入を許してしまったこと、そして生徒を奪われてしまったことに対し、深々と頭を下げる。
その滑稽な姿に、自然と鼻で嗤ってしまった。
爆豪「おい……A…！」
『…………。』
爆豪「テメェ、今どんな気分だ？あ"ぁ？！」
『…………。』
爆豪「俺等騙して、してやったりか？この俺を出し抜くなんざ……あの腰抜けが偉くなったもんだな。」
『……おい、言葉を選べよ。自分の立場わかってんのか？』
爆豪「わかってるなら黙ってろってか？生憎そんなもん持ち合わせちゃいねぇよ。
《腰抜け》に《腰抜け》って言って何が悪い？」
『だったらお前はその《腰抜け》に、まんまと騙されて誘拐された愚かなヒーローの卵だな。』
爆豪「っんだと？！」
米神に青筋を立てた爆豪を嘲笑うように言ってやれば、歯を食い縛り今にも飛び掛かってきそうな気迫を放ってくる。
バーのピリつく空気を読んで、弔さんが制止をかけた。
死柄木「Aやめろ。あまり機嫌を損ねること言うな。」
『だってアイツが──！』
死柄木「A。」
『…………すみません。』
何で僕が怒られなくちゃいけないんだ。
喧嘩を売ってきたのはアイツなのに。
頗る気分が悪い。
さっさと勧誘を終わらせて、何かしらの事情を被せて殺してやりたい。
僕は弔さんと少し距離をおいて、トガちゃんのいるカウンターの席に座った。
トガ「怒られてションボリなA君もカァイイですねぇ〜♪」
『ムッ、可愛くないです…！』
トガ「ムッとしてるのもカァイイ〜♪」
『……………。』
此処に座るべきじゃなかった。
今更遅いけど、取り敢えず黒霧さんが出してくれたお茶を飲んで心を落ち着かせた。
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mikitty(プロフ) - コメント失礼します！この小説面白いですね！高評価しておきました！更新楽しみにしています！ (2021年3月27日 18時) (
レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - しのぶ様、えど様、ご感想ありがとうございます！精一杯頑張ります！ (2021年3月24日 21時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
えど(プロフ) - すごく面白いです！更新楽しみに待ってます！ (2021年2月25日 14時) (レス) id: 1af688c46c (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - 頑張って下さいね！ (2021年2月10日 22時) (レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 皆様ご感想ありがとうございます！まとめてで申し訳ありません。気が付いたらコメントが溜まっておりました……。更新を楽しみに待っていただきありがとうございます！プライベートもあるので、頻度は下がると思いますが何卒よろしくお願いいたします！ (2021年2月2日 8時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2021年1月8日 1時
