軋む心5 (ページ40)

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さっきも呼んだから照れるな…

貴『澄晴、篤、勇、達人君、悠一君…。』

『これで満足か？』

犬飼「みやちゃんおれ頭撫でられてないんだけど？」

貴『年下限定。じゃあオレは手伝いに』

南沢「みやちゃん先輩歌いましょ！」

まぁ、今日くらいはいいか

貴『何歌えばいい？』

緑川「みやちゃん先輩いつもリクエスト聞いてるから自分の歌いたい歌とかないの？」

【A、貴女にも歌の才能もあるのね、＊＊嬉しいわ。】

貴『すまん…そんなに歌えるものがない…。』

別役「じゃあこの曲歌って欲しいです！」

それは何時ぞやに聞いた幼女の歌だった

貴『嗚呼これならすぐ歌えるぞ。』

セリフのところSchlossにならないように歌わなきゃだな

『Feuer！ Sperrfeuer！ Los！
Achtung！ Deckung！ Hinlegen！ Halt！

戦場へ！前線へ！そして死の淵まで！
命捨てたその覚悟を示せ！

Feuer！ Sperrfeuer！ Los！
Achtung！ Deckung！ Hinlegen！ Halt！

聴こえるだろうあの砲声が
抵抗する蛆の聲だ
踏み潰せ！踏み潰せ！

諸君、我々の任務は何だ
殲滅だ！
一機残らずの殲滅だ！
為すべきことは唯一つ
地獄を創れ！

何故炎の中進んで行くのか
弾丸の雨に打たれに行くのか
笑止千万！帝国(くに)の為だ！

戦場へ！前線へ！そして死の淵まで！
命捨てた覚悟を示せよ！
忠誠を！従順を！そして其の魂を
全て捧げ勝鬨を上げよ！

さあ此処に築いてみせろ！
天に届く死体(ひと)の山を！』

…

貴『満足か？』

出水「まだまだ足りないです！」

貴『…。じゃあこれ歌ったらオレは行くとこあるから。』

そう言ってとある歌をいれる

『「さあ、ひざまずきなさい！」

むかしむかしあるところに
悪逆非道の王国の
頂点に君臨するは
齢 (よわい)十四の王女様

絢爛豪華な調度品
顔のよく似た召使
愛馬の名前はジョセフィーヌ
全てが全て彼女のもの

お金が足りなくなったなら
愚民どもから搾りとれ
私に逆らう者たちは
粛清してしまえ

「さあ、ひざまずきなさい！」

悪の華可憐に咲く
鮮やかな彩りで
周りの哀れな雑草は
嗚呼養分となり朽ちていく』

…

貴『じゃあ今度こそオレは…あ、そうだ。穂刈、ジムみたいの1階にあるが来るか？』

穂刈「嗚呼、ついて行く。」

貴『ゆっくり楽しめよ、お前ら。』

扉を締め穂刈と歩き出す

貴『穂刈はジムがあることを知らなかったのか？』

穂刈「知っていたが宮本が来ることを期待していたんだ、カラオケ部屋に。」

鋭いな