軋む心5 (ページ35)

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蔵内はそういうとAの髪をひとすくいしてキスを落とした

貴『〜！』

蔵内「たまには格好つけさせてくれ。」

貴『ﾎﾞｿｯもう既にかっこいいってば。』

蔵内「なにか言ったか？」

貴『なんでもない！そろそろ戻ろ？』

蔵内「素が出てるけど大丈夫か？」

貴『たまにオレって言っちゃうけど、18歳組のみんなの前では出来るだけ素でいたいの。』

蔵内「そうか…嬉しいな。行こうか。」

2人で戻ると大広間には８割がた集まっていた

空閑「みやちゃんどこに行ってたの？」

貴『内緒。』

唯我「全く、宮本先輩はこの唯我を家に呼ばないとは！でも我々は！"特別"ですから！これからもなかよ…ｯ痛い！太刀川さん！」

貴『そうそう唯我、オレたちを"特別"だと言ったな？オレたちは"たまたま"運に恵まれて金持ちと言われる部類になったんだ。それを忘れてるなら今からでも追い出すぞ。』

唯我「そんな嘘を…」

空閑「みやちゃんは嘘ついてないよ。」

唯我「ﾋｪ」

そこに遊真の保護者こと三雲がやってくる
三雲「空閑！どこ行ってたんだよ！…宮本先輩空閑が失礼しましたっ！」

貴『いや、怒ってるのはどちらかと言えば唯我の方だから気にすんな。ちょっと女子風呂覗いてくる。』

空閑(みやちゃん"嘘ついてる"本気で怒ってないんだな。)

…

女子風呂を覗くとマッサージ終わりの残り全員が出てきた

貴『一応聞くけどお前たちで最後だよな？』

雨取「そうだと思います。」

貴『マッサージは気持ちよかったか？』

氷見「みやちゃん先輩、朝風呂とかしてもいいんですか？」

貴『もちろんだ、オレも朝風呂するから一緒に入るか？』

帯島「自分もいいですか？」

貴『嗚呼、遠慮しなくていい。』

雨取「じゃあ私も…！」

貴『わかった、またあとで詳しく話そうか。みんな待ってる、大広間に行ってくれ。貴女、連れていってくれる？』

女中「かしこまりました。」

さてと
一応だが混浴の方見ておくか

転ばないように風呂場に入り混浴のところまで進む

…男子居るな
水を渡そう…それから開けるか

ｶﾗｶﾞﾗｯ
貴『入るぞー！』

出水「みやちゃん先輩…！服着てる…。」
米屋「なんで服着てるんすか！」
緑川「みやちゃん先輩とはいりたかった…」
辻「服、着てて、よ、よ、かった！」
隠岐「あらま。」

貴『飯だぞ…その前に水飲め。それと、そんなに混浴したいなら明日のどこかで混浴入るから。でも混浴のことは秘密な、さっさと上がれよ。』

扉を閉めて大広間に向かう