軋む心5 (ページ27)

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素と猫かぶりページ27

不安な音？

橘高「流石に男子と別よね？」

志岐「男子と一緒だったら緊張する…」

嗚呼、そういうこと

貴『ご安心ください、別ですよ。階も分けてます。』

安心してる声が多数だな

日浦「みやちゃん先輩！枕投げって出来ますか！？」

貴『出来るぞ。今日やるか？』

夏目「ウチらも混ざっていいんですか？」

貴『もちろん、今回の旅行は女子狙撃手連れていきたくてな。むしろオレの我儘で来てくれてありがとう。雨取もな。』

雨取「いえ！こちらこそありがとうございます！」

貴『後輩は先輩に可愛がって貰え。』

加古「あら、先輩はどうするのかしら。」

貴『加古さん甘えます？』

加古「宮本ちゃんなら甘えても良さそうね。」

貴『オレ甘やかすの好きですよ。』

橘高「甘えるのは？」

貴『好きです。』

今「その割には甘えないわよね。」

貴『これでも甘えてるつもりなんだけど。』

素で話しちゃうことも増えたし

貴『あ！ひとつ大事なこと聞くの忘れてた。花とか柚ダメな人いるか？』

"大丈夫"
"むしろ好き"

貴『とにかく大丈夫そうだな、良かった。』

真木「宮本先輩、小南に話すみたい私達に話すことも出来ますか？」

要は猫かぶりするなということだよな？

貴『出来るけどそれがどうした？』

真木「もっと見てみたいです。」

三上「私も見てみたいです。」

貴『また今度な。』

小南「ダメよ真木ちゃん！Aちゃんとこうやって喋れるのは私の特権だもん！」

貴『嬉しそうだね桐絵。』

小南「当たり前じゃない！」

貴『昔から変わらないなぁ、桐絵は。』

小南「ねぇAちゃん次いつ玉狛に来るの？」

貴『温泉旅行終わって仕事片付けたらかな？』

那須「みやちゃん先輩は桐絵ちゃんと仲良しなのね。」

貴『まぁ隊員で1番長くいるのは桐絵だし、辰也君と杏も割と長い付き合いだ。ね、杏？』

小早川「えぇ、Aさんには良くしてもらってます。」

貴『AさんじゃなくてAでいいって言ってるのに…』

喜多川「みやちゃんがこの喋り方してるの不思議だねぇ。」

貴『普段は猫かぶってるからな。』

国近「猫かぶりしなくても可愛いのに！」

貴『まぁ、旅館にいる間ならこの喋り方じゃない素の喋り方見られるんじゃないか？』

黒江「なんでですか？」

貴『祖父母がいるから。家族の前では流石に素で喋る。お喋りもいいがそろそろ旅館に着くぞ。』

お喋りしている間に旅館が見えてきた

おじいちゃんとおばあちゃんに挨拶しなきゃ