軋む心5 (ページ3)

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一旦火を止め、女子を起こしに行く

2階へ行くと今や加古さんが起きていた

今「宮本。」

貴『言いたいことはわかってる、だから盛りつけ頼む。』

今「！分かったわ。」

加古「私も手伝うわよ？」

貴『大丈夫です、それより寝てる子を起こして下さると助かります。』

加古「分かったわ。」

貴『じゃあ、行くぞ。』

2人で下に降りていくとまばらながら男子が起きていた

おはようと声をかけキッチンに向かう

貴『今、切ってあるフレンチトーストを盛り付けてくれ。ソースとフルーツも！』

今「分かった。」

貴『その間にオレはパン焼いて切っていくから。』

今「盛り付け方はこれでいい？」

貴『嗚呼、その調子でよろしく。』

…

みんなが起きてくる頃には全て作り終わっていた

貴「ありがとう、今。」

今「これくらいなんてことないわよ。」

貴『そうか…』

今「私たちも食べましょう。」

貴『そうだな。』

国近「みやちゃん、ここ！空いてるよ！」

貴『ありがとう国近。』

国近の隣に座り朝食を食べる

宇佐美「みやちゃん先輩、このソース美味しいです！」

貴『そうか？良かった。』

小佐野「朝ごはんみやちゃんが作ったの？」

貴『そうだが、なにかあったか？』

小佐野「ううん、すごく美味しい！」

貴『大したものは作ってないだけどな…ありがとう。』

ペロリと食べれたのかおかわり！との声が多数

貴『今作ります。』

パンにもソースにも余裕があった為急いで作る

おかわりするのは、北添、穂刈、荒船、小荒井、南沢

コンロ全部使えばすぐ焼ける

両面に焼き目がついたころにひっくり返してまた焼く

人数分のパンが焼けたら皿に盛って出す

貴『おかわり出来たぞ。』

南沢「美味しそうっす！」

細井「美味しそうやなくて美味しいんやで！」

貴『ありがとう、細井。』

南沢「そうっすね！」

貴『サクッと食べて勉強するからな。』

隠岐「赤点組以外はどないするんですか？」

貴『先に本部行ってていいぞ。』

隠岐「居ったらアカン？」

貴『別にいいけど…』

隠岐「ほな猫ちゃんと遊んでますわ。」

貴『野良を構ってくれて助かる。』

当真「なぁそろそろ猫助の名前決めないか？」

貴『それもそうだな。』

仁礼「それって採用されたやつにご褒美があるやつか！？」

貴『蕪木製菓の菓子の詰め合わせやるよ。一見さんお断りの店の菓子だから貴重だぞ？』

小佐野「美味しい？」

貴『嗚呼。』

特に琥珀糖が好きなんだよな