軋む心4 (ページ28)

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映画と不服ページ28

やっぱり同年代とか年上に言うのは照れる…！

荒船「…カゲに粘り強く教えた甲斐があった…！もう1回って言いたくなる気持ちすげぇ分かる。」

貴『恥ずかしから1回しか呼ばないからな。』

今にも逃げ出したい気持ちがある

貴『名前も呼んだし戻ろ』

荒船「悪ぃ、ちょっとこうさせてくれ。」

手を引かれ思いっきり抱きしめられた
身長差もあってか肩に顔を埋める形になる

優しく頭を撫でられ、もっと撫でて欲しい欲に駆られる

「宮本ちゃん！荒船君！選び終わったよ！」

貴『あの、人見が来るんだけど…その…』

荒船「わ、悪い。」

貴『だ、大丈夫…』

荒船「やっぱいいもんだな。」

貴『何が？』

荒船「好きなやつに下の名前て呼ばれるの。」

貴『！』

荒船「反応してるってことは少しは意識してくれてるってことか。悪くない。」

貴『〜！意識してるからわざわざ2人きりの時に呼んだんだろ！』

荒船「ほんと宮本は可愛いな。」

貴『恥ずかしいからやめてくれ…。』

バンッと人見が部屋に入ってきた

人見「宮本ちゃん聞こえてなかったの？」

貴『聞こえてた。』

人見「もうならすぐ来てよ！ってここの部屋本格的だね。」

貴『キッチンでポップコーン作って見るのも可能だぞ。』

人見「今度の女子会楽しみ〜！」

荒船「女子会あるんだな、男子会はねぇのか？」

貴『オレ浮かね？』

荒船「それもそうだな、変な男ついても困るしな。」

貴『その可能性は低いだろ。』

人見「宮本ちゃんは元々可愛いけど最近はすごく可愛いからね！」

そんなことはないはずだ
可愛い人っていうのはオペレーターの子や凛姉のことを言うのであってオレではない

人見「宮本ちゃんのことだから自分は関係ないと思ってるだろうけど、本当のことだからね？」

嘘は言ってないな…でも

荒船「すごい疑いの目で見られてるぞ。」

人見「不服なんだけど。」

そんなこと話しながら勉強部屋についた

そこには電池切れのような姿で机に突っ伏している勉強出来なかった組がいた

貴『おーい、頑張りすぎか？』

国近「終わったよ…みやちゃん…」

貴『おー、よく頑張ったな。』

労いながら撫でる

仁礼、小佐野「「ずるいー！」」

貴『わかったから。』

2人の頭も撫でる

貴『今日はみんな頑張ってくれたからカラオケとか好きなことしていいぞ。』

緑川「みやちゃん先輩歌うの？！」

貴『歌える歌ならな。』

でも六華以外ならな