軋む心4 (ページ21)

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恥ずかしいページ21

さっきの恥ずかしさもあり
『上見て戻ってきてくださいね。』

それだけ言って書庫から勉強部屋に戻る

まだ解いてる途中か
下でも…戻ってきたか

太刀川「宮本！お前面白いもんばっか作ってたな！」
東「なんだあのふざけた銃は…」
来馬「Aちゃん、楽しかったよ！」
生駒「めっちゃおもろかったわ！」
冬島「あー、笑った笑った。」

貴『楽しめて何より。今テスト中なので書庫にでも行ってて下さい。』

冬島「書庫の場所どこだっけ？」

貴『ご案内しますよ、みなさんも着いてきてください。』

東「ありがとう。」

再び書庫へと向かうと諏訪さんと堤さんとすれ違った

諏訪「おう、これ借りるな。」

貴『わかりました。』

諏訪「なぁ宮本。」

貴『なんでしょう？』

諏訪「さっきのもう1回」

貴『恥ずかしいので嫌です。』

来馬「さっきの？」

貴『…下の名前て呼ぶの、国近が勝手に決めやがった…』

太刀川「そうか、俺はレポート終わったから下の名前で呼んでくれよ。」

貴『！？なんでそんな呼ばせたがるんですか。』

太刀川「そりゃ好きなやつには名前で呼んで欲しいだろ？」

全員『「！？」』

貴『た、太刀川さん、何もここで言わなくても…！』

太刀川「牽制は必要だろ。」

貴『オレが恥ずかしいんです！』

太刀川「可愛いとこあるじゃねぇか。で、呼ぶのか？」

貴『〜！確かにレポート終わったからって諏訪さんと堤さんのこと名前で呼びました。だから、その、呼びます…。』

東「じゃあ俺もお願いしようかな。」
冬島「俺も。どうなるか見てみたいからな。」
生駒「(絶好のチャンスやない？)お、俺も！」

貴『呼びます！1回だけですよ！』

『〜！慎次さん…春秋さん…慶君…達人君…』

貴『呼びました！呼んだのでオレは戻ります！』

くるりと踵を返し勉強部屋に戻る

ぼちぼちとテストを終わらせた組がいる
所謂勉強できる組

貴『終わったやつから丸つけする。』

水上「…宮本ちゃん顔赤いけどどないしたの？」

貴『…なんでもない。』

水上「ほーん。」

貴『下の名前で呼ぶのは全員が50点以上だったら呼ぶ。50点未満が1人でもいたら呼ばねーからな。』

辻「今のところはどうですか？」

貴『今出してくれた人達は全員クリア。』

宇佐美「この調子だね！」

このままだとほんとに下の名前を呼ぶことになる
かと言って妨害はする訳にはいかないしな

終わった組と少しお喋りするか