軋む心2【ワールドトリガー】 (ページ10)

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権限ページ10

春は昔から些細な音も拾っていた
それも何km先の音も聞こうと思えば聞けた
本人にとっては気が狂う程の雑音だったらしい
だからいつも荒れてた

貴『春は色々あって落ち着いたし、自分で聞こえる音をコントロール出来るようになったんだよ。オレもそれ教えて貰って日常生活は普通に暮らせてる。』

(凛姉に会って落ち着いたらしいんだけどね)

菊地原「僕教えて貰ってないんだけど。」

貴『菊地原には仕込んだぞ？無意識にやってるから安心しろ。さて、影浦戻るか。』

影浦「おう。」

仁礼「おぉ！カゲとみやちゃんじゃねえか！歌おうぜ！」

貴『そろそろ休憩は終わりだ、また勉強してからな。』

隠岐「そないなこと言わないで歌いましょ？ね？」

南沢「そうですよ！まだ歌ってないんですから！」

貴『お前たちカラオケしに来たんじゃねぇんだから勉強しろっ！原さん！1回カラオケ片付けて！』

原「御意。」

緑川「そんなぁ！」

カラオケの機材を一切取り払って勉強モードにする

風間「太刀川、充分休憩しただろう？レポート仕上げろ。」

二宮「俺に迷惑をかけるな。」

来馬「一緒に頑張ろう、ね！」

太刀川「そんな、なんかないのか宮本！」

貴『温泉旅行に行きたくないならレポートやらなくてもいいですよ。オレの我儘で一緒に行きたいと思っただけですからそこは自由です。』

太刀川「宮本…」

『ただ今後一切のイベント事の参加を認めません。それはオレの企画したイベント然りボーダーのイベント然りです。交流親善試合ももちろん参加させません、それくらいの権力を持ってることをお忘れなく。』

太刀川「！」

貴『残念ですね、もう戦えなくなるの。』

太刀川「待て！宮本！レポートやる！やればいいんだろう？！」

貴『そうですね、とりあえず今溜まってるレポートを今日明日で終わらせてください。丸写しは認めませんからね。』

太刀川「分かった！」

貴『他の人も例外はないので悪しからず。温泉旅行はもちろん交流親善試合の参加も認めません、オペレーターも、な。』

国近、仁礼「「今すぐやります！」」

今「今のって本当のことなの？」

貴『嗚呼、そうだぞ。知られてないだけでオレ役職持ちだから。』

歌川「そうだったんですね！」
辻「だから周りのこととか把握してたんですね！」

貴『そんな大層なものじゃないぞ、引き続き勉強教えてやってな。』

「「はい！」」

貴『とりあえず年齢順に座ってくれるか？太刀川さんたち以外で。』