軋む心2【ワールドトリガー】 (ページ43)

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玉狛トリガーページ43

小南「Aちゃん！約束通り勝負しよ！」

貴『まずは玉狛トリガーの方でやろうか！』

小南「宇佐美、Aちゃん来たわよ！」

宇佐美「みやちゃん先輩！もうびっくりさせないでください〜。」

貴『すまんな宇佐美。』

優しく頭を撫でる

雨取「あの、宮本先輩。」

貴『ん？どうした？』

雨取「大規模侵攻の時私が狙われてるって言ってくださってありがとうございます。」

貴『気にするな、後輩を守るのが先輩の努めだ。ランク戦前の交流親善試合ちゃんと見るんだぞ？』

三雲「交流親善試合？」

貴『そ、上層部がリーダーを指名して部隊を作る。今回は人数最高8人の部隊で、大体がA級のリーダーが選ばれるんだよ。』

小南「でもAちゃんは強いから毎回リーダーに選ばれてるのよ！」

貴『なんで桐絵が誇らしそうにしてるんだよ。』

小南「だって"唯一"の玉狛から選ばれてるんだもの！」

烏丸「え！みや先輩って玉狛だったんですか？」

貴『元、な。ほら桐絵、さっさとやるぞ。』

小南「うん！」

慣れた手つきでブースに入る様子は烏丸や宇佐美、新人の3人には新鮮に見えただろう

〜5分後〜

小南「悔しい！全然歯が立たなかった！」

貴『まだまだだな。』

遊真が不思議そうにしていた

貴『どうした、遊真。』

空閑「みやちゃんってそんなに強いの？」

貴『オレより上の奴は数える程しか居ないくらい？このトリガーなら黒トリガーですら凌駕すると思うぞ。』

空閑「へぇ、面白いこと言うね。俺とも戦ってよ。」

貴『黒トリガーでいいぞ、責任はオレがとるから。』

空閑「なら遠慮なく。」

貴『楽しみだな。今城戸さんに連絡するから待ってろ。』

『もしもし』と城戸さんに連絡する
…
貴『いいだとよ、でも今回だけだとさ。』

三雲「本気で空閑の黒トリガーと戦うんですか！？」

貴『上からの許可も出たしな。』

鳥丸「みや先輩でも無茶ですよ。」

小南「ごちゃごちゃうるさいわね、宇佐美。ブースが見れるようにして！」

宇佐美「いいけどなんで？」

小南「Aちゃんの強さを証明するためよ。」

貴『ブース入るぞ。』

空閑「うん。」

貴『いやぁ、黒トリガーと戦ってみたかったんだよ。』

空閑「俺も本気の勝負してみたかったから丁度いいや。」

貴『じゃあ行くぞ！』

こうして黒トリガーＶＳ玉狛トリガーで幕を開けるのであった