軋む心2【ワールドトリガー】 (ページ26)

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疾風孤月ページ26

貴『まぁ、玉狛と家を行き来してたから心配だったんだろうな。保護者(仮)はいたけど過保護だったから。』

止めてた手を動かし宿題作りを再開する

影浦(だからあんな感謝の感情が痛いほど刺さったのか。)

村上「カゲ？どうかしたか？」

影浦「なんでもねぇよ。」

菊地原「それって複製出来ないの？」

貴『出来るけどめんどくさいからやだ。上からの命令ない限り対坂下シュミレーションは複製しないし、弟子にしかやらせないつもり。』

常人がやれば訳もわからず全身細切れになるからな
オレですら片腕持ってかれるんだからな

忍ちゃんも細切れになってムキになってたし

太刀川「なあなあ宮本が使ってた改造孤月だっけか？それってどんな武器なんだ？」

宿題を作りながら話す

貴『んー、そうですね…旋空のオプショントリガーを入れなくても同じようなことが出来ますね。しかももっと複雑な軌道を描きます…変化弾みたいな？感じです。』

生駒「めっちゃ強ない？それ。」

貴『強いですよ、でもトリオン消費が激しくてまず普通の人には使えません。』

米屋「絶対カッコイイやつなのに使えねぇの勿体ないですね。」

貴『あと、このチップはもう復元出来ないんですよ。理由は伏せますがどう足掻いても無理です。』

アステリアの技術をふんだんに使ったし主に坂下がオリジナルの技術を使ったから、クローニンでさえ無理だと言わしめたもんな

天才ってのは本当に凄いもんだな

出水「じゃあみやちゃん先輩が持ってるやつが最後の1個ってことですか？」

貴『そういうこと。』

太刀川「ますます戦いたくなったな。」

貴『太刀川さんはその前にレポート完成させてくださいね。』

太刀川「うﾞ、それは分かってる。」

そう言ってレポートに戻る太刀川さん

そしてみんな黙々と勉強してるうちに夕飯を食べる時間になった

メイド長「皆様お食事の準備が出来ました。」

貴『ほんと？！いつもありがとうね、メイド長！』

ｷﾞｭｰｯと抱きしめたらいつもの席に着く

あとからぞろぞろと来て各々席に着く
オレの隣は当真と隠岐になった

隠岐「"偶然"にも猫好きトリオになりましたね。」

当真「そうだな"偶然"だな。」

貴『？』

何を偶然って言ってるんだ？

みんなが席に着いたのを確認しメイド長が料理を説明する

メイド長「本日のメニューは手毬寿司と付け合せの煮物、唐揚げでございます。」