第二十五話 ページ28
そして現在昼の2時。
寝ていた皆はとっくに起きて、中断していた会議の後半が始まった。
だよね、中断してたんだよね。あんなすぐに終わるわけないよね。うん。
「明日は、会場にきてもらって、音響とか放送とかの係に、それぞれトレーナーさんに着いてもらって、実際に作成に入っていこうと思う」
「明日の集合時間とか決まってるの？」
「それは、各々のトレーナーさんに合わせて来てもらう感じかな。ここに書くから、ちゃんとメモすること」
ホワイトボードに時間と係を書いていくまふ。
『音響(luz、まふまふ)
06:30〜14:00
映像(志麻、Aちゃん)
09:05〜16:00
放送(うらたぬき、センラ、となりの坂田)
10:00〜15:00 』
「映像係！特にAちゃんは、集合は8時50分だと思ってくること！」
「はい…ごめんなさい」
まふの妥協が入っていたのかもしれない…と思うと、自分のした事がさらに申し訳なくなってくる。
異論はないですか！と、まふが裁判官のように大きなしゃもじで机を叩くと、静かにそらるさんが手を挙げた。
…てか、どこから持ってきたの、そのしゃもじ…
「まふー、俺、フリーならヘアーセッティングやりたい」
「あ、じゃあ、俺もやりますわー」
「うーん…わかった！セットの人に言っておく！」
意外だった。センラさんは兎も角、そらるさんがセッティングを申し出るとは。
案外隠れプロだったりするのかもしれない…
「では！他に意見が無さそうなので！今日はここでお開きにしましょう！」
まふがそう叫ぶと、皆が帰りの準備を始める。
気づけばもう夕方だ。結構何回か時計を見ていたけど、時間がこんなに早く感じるのは久しぶりかも知れない…
そんな事を考えながら、満足していると、皆がざわざわとする中で、坂田さんが手を挙げて叫んだ。
「今日この後暇な人！！」
今日はこれといった用は他になかったので、咄嗟に手を挙げると、坂田さんは私たちの頭数を数えて、こう言った。
「センラくんとー、まーしぃとー、luzくんとー…Aちゃんか！いつもより多いなぁ」
「どこか行くんですか？」
「晩飯に決まってるやん！！」
「えっ！」
思わず出た明らかな歓喜の声。坂田さんはくすくすと笑っている。
しょうがない！仕事終わりの夕飯とか超憧れだったんだから！！
そんな事を言ったらきっとみじめな人みたいになるから言わなかったけど。
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お茶丸。(プロフ) - しい。さん» ご指摘ありがとうございます！すみません、不覚でした…ご指摘のあった部分だけ修正しておきましたので、確認おねがいしますm(_ _)m (2018年10月24日 19時) (
レス) id: 6dbb0f543c (このIDを非表示/違反報告)
しい。 - コメント失礼します。指摘なんですが、天月さん公式マーク入ってないのでそこは注意して下さい、ふと気になりました。 (2018年10月23日 22時) (レス) id: 3e3e1564a7 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - スイさん» コメントありがとうございます！！なかなか厄介になってきますので頑張って着いてきて貰いたいです(；´∀｀)そんな風に言って貰えると嬉しいです、頑張ります｡ﾟ(ﾟ´▽`ﾟ)ﾟ｡ (2017年12月10日 12時) (レス) id: 9a94446a1d (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - すごく面白いです！キヨさんと夢主ちゃんの親御さんにはどんな関係が…(・Д・) 続き楽しみです！頑張って下さい！ (2017年12月9日 13時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - Limさん» コメントありがとうございます！！そうなんですよね。私自身、関西地方の者なのですが、志麻さんとセンラさんの口調の違いが難しくてですね…御指摘ありがとうございます、その事も念頭に置きながら、今後更新していこうと思います(´･ω･｀) (2017年12月4日 7時) (レス) id: 1dccf2b581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶丸。 | 作成日時：2017年9月3日 21時
