第五十二話 ページ7
「今日は…結局なんのあつまりだったんですか？」
「サプライズかな。皆、Aが絶対に来てくれるって信じてたんだよ」
「私がサプライズしようと思ってたのに…先回りされちゃったんですねw」
あのあと散々、この一週間の報告をお互いにし合って、今日はお開きとなった。
私がこの一週間何があったのかは、AtRの二人が今まで言ってなかったようで、私の口からも言わなかった。もうそれでいい気がした。皆もう察してくれているようだった。
そして、私は改めてお話しようと、そらるさんの家に残った。
「本当に…迷惑かけてすみません。…まふも、背負わせちゃったみたいで、ごめん」
因みに、一人じゃ危ないと言って、まふも残っている。まぁ、まふもこのマンションだからそれはいいんだけど…
一人って…そらるさんが居るのに…
「Aちゃん…過ぎたことだけど、僕も謝りたい。ごめ…」
「もういいでしょ！！」
まふが謝ろうとすると、そらるさんが大きな声をだした。
二人でそらるさんの方を向くと、彼は微笑んで言った。
「さっきからお前ら謝ってばっかじゃん。特にA。終わったことだし、謝る必要ない。それに、仕事のことがまだ残ってるでしょ？」
「そう、ですね…すみません」
「ほらまたw」
「ごめ…いや………ありがとうございます」
今度はニコッと笑って見せた。まだちょっとだけぎこちないけど。精一杯笑って見せた。
二人とも目を丸くしている。それがなんだか面白くて、一人で笑ってしまった。
すると、二人も一緒に吹き出して。
その日の夜は、何故か三人揃って笑って終わった。
家に帰ると、母さんが真剣な顔をして玄関に立っていた。
また仕事するなとか言うんじゃないだろうな、と思いながら、ただいま、と言うと、急にガシッと手を捕まれた。
「A！！母さん、もう貴方に口出ししないわ！」
「…え？」
「父さんと話し合ったの。A、もう全て知っているんでしょう？父さんと、母さんの過去も…」
母さんは、前と同じテンションだったが、少し抑えているように見えた。
「あんな話を聞いても、それでも、お仕事したい？就職というものが、そういうものだと知っても？」
「…うん」
「ならもう止める必要はないわ！明日の朝ここを出る！」
「え、ちょ」
次の日の朝起きると、本当に母さんも父さんもいなかった。
机には、置き手紙がしてあった。
『やるからには、徹底的に、ね！』
…ほんと、どうかしてる。
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あ - 「つゆ知らず」ではなく「つい知らず」では？ (2019年11月23日 19時) (
レス) id: a5d39e3f52 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - 琴葉さん» コメントありがとうございます！！続き……どうなるんでしょうね！！(考えてない)後付けが得意なのでどうなるやらって感じですが、楽しみにして下さっている方がいるから頑張れるってやつです！私のモチベにも繋がるので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - 続きが楽しみすぎる…！ (2018年9月24日 19時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - やさん» コメントありがとうございます！！いや、そんなこと言ってくださるとは…ありがとうございます！完結…今のところしそうにないですがいつかしなきゃならないんですよね…(-＿-)頑張ります、応援よろしくお願いします！！ (2018年6月30日 22時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - はじめまして。夢主さんの自分らしくて可愛いところも、歌い手さん方の優しいところも全部全部ドツボの作品です、、！完結まで待ってます（＾_＾） (2018年6月30日 21時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶丸。 | 作成日時：2017年12月26日 10時
