第八十七話 ページ43
「はぁ…疲れたー」
結局、男子会とやらはわずか三十分で終わってしまった。何故なら、るぅとさんがすぐに寝てしまったからである。
その後、莉犬もリビングで眠りについてしまい、私はさとみと寝ることになってしまった。
押しに弱い私を恨みたい。
ソファでは予定通りジェルが、寝室にはなーくん、さとみ、私。リビングにころちゃん、莉犬、るぅとさんが寝ていることになる。
しかし、私は中々寝付けなかった。
なぜかと言うと。
「ねー、Aちゃんこっち向いてよー」
「…」
「…なんでそんな俺嫌われてんの？」
「嫌ってるわけじゃ…」
「あっ、こっち向いてくれた♪」
お前のそういうとこだよ！！って言いたいけど言わないでおこう。
なんか苦手なタイプっていうか…溢れ出るパリピ感…？
なんか拒絶反応を起こしてるんだよね…私の中で。
さとみは私が再び後ろを向くのを防ぐように肩を抑える。
分かったもう逃げないからとりあえず離して？
「俺もさ、一応実況者やってるんだけどさ？」
「…へぇ」
「興味無さそうな目しないでよ…それでね？この前久しぶりにやり始めたゲームがあって」
さとみでもゲームとかするんだ…意外…
と、そこまでは何となく耳に入れていたさとみの話だったが、彼がそのゲームのタイトルを口にした瞬間、鳥肌が立った。
「Final Doragonって言って、Fドラってよく呼ばれるRPGゲームなんだけどさ____」
「Fドラ？！さとみ、Fドラやってんの？！」
「えっ？ちょ、Aちゃん声大きいって…！なーくんが起きちゃう…！」
Fドラは、私が中学のころ、よく実況動画を投稿していたゲーム。
そして、luzくんも、Fドラのプレイヤーで、前にその話で盛り上がったこともあった。
Fドラはかなりアイテム獲得がイベント中心で、ガチャも確率が低いので、周りにプレイヤーが少ない。
そんな中でのプレイヤーと言うのは中々にレアなのである。なので、思わずさとみの両肩を持って大声を出していた。
そして同時に、さっきまでの拒絶感が少し薄らぎ、仲間意識が急に頭の中に現れた。深夜テンションなのかな、私…
「…さっきまで、冷たくしてごめん、さとみ…」
「えっ…ごめん展開が読めない…」
ごめん私も自分が何言ってんのかわかんない…
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あ - 「つゆ知らず」ではなく「つい知らず」では？ (2019年11月23日 19時) (
レス) id: a5d39e3f52 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - 琴葉さん» コメントありがとうございます！！続き……どうなるんでしょうね！！(考えてない)後付けが得意なのでどうなるやらって感じですが、楽しみにして下さっている方がいるから頑張れるってやつです！私のモチベにも繋がるので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - 続きが楽しみすぎる…！ (2018年9月24日 19時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - やさん» コメントありがとうございます！！いや、そんなこと言ってくださるとは…ありがとうございます！完結…今のところしそうにないですがいつかしなきゃならないんですよね…(-＿-)頑張ります、応援よろしくお願いします！！ (2018年6月30日 22時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - はじめまして。夢主さんの自分らしくて可愛いところも、歌い手さん方の優しいところも全部全部ドツボの作品です、、！完結まで待ってます（＾_＾） (2018年6月30日 21時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶丸。 | 作成日時：2017年12月26日 10時
