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「To The World 여긴 NCT!! 안녕하세요 NCT DREAM 입니다」
ついにコラボ相手様とのご対面。
と致したいところなのに、私空いた口が閉まらない。
いや、なんで今NCT？
横でニヤニヤして、私の脇腹あたりを肘で突っついてくるソジュン。
いつもなら、ヤバい今日命日。とか思ってるはずなのに今日はそんなこと思えるはずがない。
だって、私が今も未読無視かましてるビックスターが目の前にいるんだもん。
sj「良かったじゃんA。どれがお前の推しだっけ？」
『あの茶髪の……ってそれ絶対本人とか本人の周りに言わないでね絶対ね絶対』
sj「言わねぇよ。てかそんな知られたくない？」
『うん、色々と。バレるから』
未読無視した挙句、嘘ついたなんてバレちゃったら、もう完全に人生終わっちまうよ私。
「皆さんスタンバイお願いしまーす」
やっと撮影に入る時間。
撮影したものが商品のイメージにあっているのかを確認するために私も至近距離でドリム達を眺める。
こう至近距離で見たら、マジでみんな顔面の破壊力が凄いなって感じる。マジビジュ良。
「一旦休憩でーす」
実は、今回はポスター撮影に加えて広告の撮影までがセットの長時間撮影。
朝からだったけど、トラブルなども重なり昼休憩が取られることになったので、急いでその場から離れようとする。
hc「待って」
『ﾋｯ』
hc「ふっあはは笑、そんな怯えた顔されても…笑」
『ごめんなさい…』
hc「ねぇ、どうして返信してくれないの？」
『あ。えっとー』
離れようと、廊下を歩いていれば手首を後ろから掴まれる。
後ろを向けば、私の推しイ・ヘチャンの姿。
と、その瞬間彼からでた言葉に私はとてつもなく焦る。
どう答えよう。どう言い訳をしよう。
そう考えていれば、また彼の口が開く。
hc「Aって何年生まれ？」
『えっと、99……』
hc「嘘、ヌナなの」
『一応』
hc「じゃあこれからはAヌナって呼ぶね、Aヌナ♡」
『へ？』
え、今のは聞き間違い？
語尾にハートついてた気がするんだけど…。
でもと、とりあえずこの状況はまずいから。
一旦逃げないと……。
そう、また歩きだそうとすれば手首を握る手の力が強くなったのを感じ取る。
hc「どこ行くのA」
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作者名：Equal | 作成日時：2023年4月3日 1時
