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『散々な目に合ったよ今日は……』
sa「今日もお疲れ様A笑」
『何でこんな優しいスアがあんな高級焼肉弁当を奢らせるような奴と付き合ってんのか私ゃ不思議でたまらないよ泣』
sa「まぁまぁ落ち着いて笑」
と、今日の出来事を(推しを除き)全てを私の大親友スアに話す。
私とスアは、小中高大と一緒で大学で知り合ったソジュンと今でも永くお付き合い中。
そろそろ結婚時かななんて話もソジュンから聞く程、相変わらずラブラブしてるようで……。
『ねぇもしさ、スア』
『もしの話なんだけど、朝起きて推しと一緒に寝てて連絡先交換させられたら、どう思う？』
sa「中々の妄想だね笑、えー私なら何も思わないかな」
『どうして？』
sa「だって、相手はアイドルでしょ？アイドルならそういうこと沢山ありそうじゃん？」
『いや、相手は初めてだって』
しまった。失言。
まるで私が体験したかのような発言しちゃったよね今。
と、少し私の発言で驚いた顔をしているスアの表情を見て焦っていれば、スアの口が開く。
sa「あ、そういう設定も追加？笑」
あっぶねー、スアが天然で良かった。
と、スアの天然さに感謝する。
sa「推しと連絡先交換でしょ??ならもう私好かれてる?って思っちゃうかも笑」
sa「じゃなかったら一般人と普通、連絡先の交換はしないよ〜」
『た、確かに』
そう少し納得してしまう自分が怖い。
絶対好かれてるわけないのに…。
弱み握られてるだけなのに……。
もう考えるのはやめよう。
そう思い首を横に振る。
その瞬間何かの通知がなる。
何かと思ってメッセージを見れば、、。
ヘチャンAちゃんだよね?
ヘチャンあの後ちゃんと帰れましたか?
ヘチャン今度また食事にでも行きませんか?
かの推しからの連絡に1度携帯の電源を切る。
深呼吸を3回して、また電源をつければそこには紛れもないイ・ヘチャンからのメッセージ。
sa「ん？どうかした？A？」
『いや、なんでもない』
sa「そう？通知鳴ってたけど返信しなくていいの？」
『うん、ちょっとまだ気持ちが整理出来てないから』
sa「どういうこと笑、今日なんかAおかしい大丈夫？」
『大丈夫。元気100倍ア○パンマン』
ごめんなさい。
今はまだ、私の心が未熟で返信出来そうにありません。
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作者名：Equal | 作成日時：2023年4月3日 1時
