出会いは最悪 ページ1
︎︎
「カンパーイ!!」
都会を夢見てソウルへと引っ越して、大学を卒業しやっとの思いで就職した会社。
なのに、会社は真っ黒に染まったブラック企業で毎日会社の同僚後輩先輩とお互いを励ましながら、生きるのに必死。
そんな会社にも勤めて2年。
今日はまた、ブラック企業の餌食となった新社員の歓迎会。
可哀想だな…なんて思いながら、手に持ったビールをグビっと一気飲み。
sj「おーい、息してっかー？」
『何とか…』
sj「また課長派手にやりましたねぇー。結構酔ってんな〜」
『これアルハラです誰か訴えてくだーさい!!』
そう話すのは私の会社の同僚のキムソジュン。
自分の苗字がパクだったら、こんなブラック企業で働いてねぇよ。と毎日のように嘆き悲しむ会社の同僚だ。
そんなチングに、課長のアルハラを愚痴る。
もうそろそろ、このアルハラの標的誰か違う人に向いていいと思ってるんだけど…。
sj「まぁ、仕方ねぇよ。推しの為だと思って頑張りたまえ」
『マジ推しいなかったら今頃私干からびてるよ私〜』
sj「まじ分かるわ、俺もスアが居なかったら今頃……」
『いや、君と一緒にしないでくれるかなキムソジュン君』
sj「いや何でだよ」
『彼女が推しとかリア充すぎて中指立てたいわ…。』
こっちは彼氏に二股かけられたり、DVされたりと、ろくな彼氏出来たことなくてウンザリしてんのに!!
こっちには推ししか居ねぇのに。。
リア充が推しなんて軽く言うなっての！
sj「とか言いながらサラッと既に立ててるの辞めてくれね?」
『ソジュンが悪い』
sj「いや俺何も悪くねぇだろ」
『あ、今ので一気に吐き気が…ちょ、トイレ』
ソジュンの言葉と共に叩かれた背中。
その瞬間吐き気が襲ってきて一気にトイレに駆け込む。
幸い、何も無かったけど本当に危なかった。
と、思いきや一気に酔いが回ってきてトイレから出てくるのもやっとなくらいフラフラになりながらまた席に戻ろうとする。
ﾄﾞﾝｯ
『あ、すみませんー』
??「こちらこそごめんなさい」
︎︎
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作者名：Equal | 作成日時：2023年4月3日 1時
