危険⚠︎ ページ5
ヘチャンさんが呼んでくれたジェミンさんが椅子に座る。
少し顔がムスッとしていてなんか怒ってる？というか拗ねてない？
「じゃあ、メイク始めていきますね」
そう言って、始めようとすれば動かしていた右手をいきなり掴まれる。
え、何。私なんか気に触るようなことしたっけ？
「えっと…どうしましたか？」
JM「なんで俺のこと呼びに来てくれなかったの」
「え、さっきヘチャンさんが呼びに__」
JM「違う、俺はAに呼びに来て欲しかったの。」
「あ、すみません」
JM「んー、A全然分かってない！！朝は俺の前からすぐ居なくなるし…酷い！」
「その節は本当に申し訳ないです、。私が出来る範囲で恩返しさせて頂くので…」
JM「本当に？」
「本当です」
JM「じゃあ許す。メイクお願いしまーす」
なぜか分からないけど機嫌直ったっぽい？
理由は分かんないけど、メイク再開できるならなんでもいっか。それにしても、さっきから凄いニコニコしてるなぁ。
今日はカムバに向けての撮影。
久々にマークさんが合流しての撮影だからスタッフ達も自然に気合いが入るし、超楽しい。
「お疲れ様です」
撮影も終わったらしく、楽屋へ皆さんが戻ってきた。
向こうの方でヘチャンさんが
HC「よし！今日は打ち上げだァー！」
とか何とか言っているが私には関係の無いこと。
実は、こういう大人数で集まる系はあまり好きでは無いため参加したことがない。
だって、お酒飲んだら何しでかすか分かんないじゃん？
そう思いながらも、メンバーのクレンジングやスキンケアを終わらせていく。
JN「Aは今回も不参加？」
「不参加です、残念ながら用事が…」
ただ単に行きなくないから。って言えばヘチャンさんやその他諸々の方が拗ねるし面倒なので、
いつも理由をつけて断っている。
この方法使いすぎてそろそろバレるのも、時間の問題だけどね…。
JM「本当に？」
ジェノさんのメイクを落としていると、後ろからジェミンさんが私の顔を覗いてきた。
近い近い近い。流石に眩しすぎて目潰れるって！
「本当ですよ？」
JM「えー仕方ないなぁ…。じゃあ恩返し、今使うね。はい打ち上げ来て？」
「…」
JM「来るよね？」
「分かりました。行きます」
JM「待ってるね〜♫」
そう言ってスキップでメンバーの皆さんの元へ帰っていくジェミンさん。
あぁあの人、悪魔だ。
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作者名：Equal | 作成日時：2023年1月1日 23時
