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「え、やばいよねこれだいぶ」
ジェミナがこの場を去って数分後。
寝寝たフリしとけばいいのに、ついつい反応しちゃってだいぶ修羅場。
だってジェミナが私のこと好きだなんて思ってなかったし？なんなら嫌いかと…。
「うわ、どうしよ本当にやばい」
そろそろ皆さんが楽屋に戻ってくる頃だし、戻りながら一人で頭を抱える私。
これからどう接していくべきなのか分からない。
「ここは敢えて、よ！ジェミナ！おつ〜的なノリでいく？」
いやいやダメだ。
これは軽すぎてだいぶヤバいやつだと思われる。
「ならあ、ジェミナさっきはありがとう、でもごめんっていう？」
いやいや誰やねんコイツ。
アイドル様に対して聞いていい口の利き方じゃない。
「じゃあ、ここはもういっそ避けまくるか？」
いやでもコレは他の方たちに怪しまれるし…。
でも明らかにこの方法が一番マシなんだよな。
多分他の人ならもっと違う良い方法あるんだけろうけど、メイクにしか頭にないバカだから中々思いつかないもんで。
そう考えているうちに楽屋にまで辿り着く。
今日初の楽屋入り、マジ入りたくない。
JM「入らないの？」
そう後ろから聞こえてきた声は私が今最も気まずい相手。
「あ、いや入ります」
JM「なら早く入りな？」
え、何この方。
めちゃくちゃ普通そうなんですけど…？
こっちはさっきまであれだけ頭抱えてたのに、、。
あれか？アイドルになると好き。なんて言葉は軽い挨拶みたいなものってこと？
やっぱりアイドル様は違いますね！
MJ「あ、おかえりーってAその顔どうした？」
「いや何でもないです」
先輩曰く、さっきの私は般若みたいな顔をしていたらしい。そこまでブサくないと思うんだけど…。
「ねぇ、ヘチャン。アイドルにとって好きって言葉は挨拶みたいもんなの？」
HC「は、え？何。アイドルに好きって言わたの？」
「いやー？さっきTwitterで流れてきたの」
HC「え、絶対違うでしょ。アイドルとか全然関係ないって」
「へー、そうなんだ。だよねー」
なら尚更意味がわからない。
あの平然と出来ている理由は何？
ますます分からなくなっていき、顔が変形しそう。
CL「え、ヌナ顔」
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作者名：Equal | 作成日時：2023年1月1日 23時
