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「パク・Aです。本日はよろしくお願いします」
そう言って深いお辞儀をして、たくさんの方に挨拶をする。
今日はショウタロウさん、ソンチャンさんを含めた総勢23人での大型撮影。
メイクさんの人数もスタッフの人数も桁違いに多くて、
迷子になりそうな予感。
MJ「いや、それにしても人多いねぇ」
「ですね…顔面世界遺産が23人」(((ﾎﾞｿ
MJ「ん？なんかいった？」
「あ、イヤなんでもないです」
SY「ちょっと緊急事態！」
部屋のドアを勢いよく開けてこちらへ向かってくるオンニ
凄く焦ってるように見える。どうしたんだろ？
「どうしたんですか？」
SY「なんか今日イリチルの方人手足りないらしくて、ウチから一人応援出してって」
MJ「えー、マジでー？」
こういうのはざらにある事で、こういう時は大体私が駆り出される。
SY「ということでA任せた！」
ほらね？？
まぁ確かに私居なくても2人で回せそうだし、行くしかないんだけど…。
助太刀したことあるって言っても数回しかないし、まだあの顔面の強さに慣れてないのに！
「分かりました…行ってきます」
MJ「気をつけて行ってきなー」
興味もなさそうに送り出しやがって。覚えとけよ！
(あ、つい本音が)
ｺﾝｺﾝ
「失礼します」
ノックをして部屋に入れば、もうすでに皆さん忙しそう。
そして軽く挨拶をして、支度をしていたらイリチルの皆さんが楽屋入り。
今日も今日とて皆様眩しいことで。
やっぱりメガネからサングラスに付け替えた方が…？
「えっと､、テヨンさん…！」
ダメだ。キョドりすぎて絶対キモかった私。
でも、そんな私にも笑顔で、
TY「忙しいのに今回もありがとう。ごめんね？」
なんて言ってくれるんだから、テヨンさんは天使。
「いやいや、こちらこそ私なんかが…ありがとうございます」
TY「そういえば、DREAMの皆と仲良くなったんだってね笑」
TY「正直、Aちゃん凄いみんなと距離あるから心配してたんだよね」
こんなメイクごときにも気を使ってくれるなんてどこまでいい人なんだテヨンさんは…。
「私なんかの心配なんてして下さってありがとうございます…今は有難いことに皆さんと仲良くさせてもらってます」
TY「あ、私なんか。って言うの辞めようよ〜」
って、目を細めて笑顔で私の目を見つめてくるテヨンさん。はぁ、無理。顔面世界遺産のこの顔見れるは幸。
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作者名：Equal | 作成日時：2023年1月1日 23時
