過去 ページ9
お、お母さま…？
私は顔を上げた瞬間にお母さまに
ビンタされていた
「い、いたいよ…」
母「お前は…でき損ないよ！！
どうしてお前は個性を両方引き継ぐ所か
劣化するのよ！！
あの人の水をも引き継けば
水中はともかく陸上でも強くなる！
それなのにお前は鮫にすらなれない！
そんな小さな口で何をかみちぎれる！
ただ水中で過ごせるだけの能力じゃな
い！」
いきなり多くのことを言われ
まったく理解できなかった
後々考えればお母さんとお父さまは
個性婚で、より優秀な子供を作り出そうと
していたのだろう
それからは地獄の日々だった
母「でき損ないなりに努力をしなさい！！」
努力、努力だけなら聞こえはいいが
やってることは遊び盛りの5歳には厳しい
トレーニングばかりだ
格闘技類は全般 休憩無しでトレーニングした
水中戦に関しては鮫になれないだけで
能力はあるのでその能力の上昇を
目的としたトレーニング
真冬の海でも泳がされた
「お母さま…寒いよ、体が痛いよ」
母「そんなことでは鮫皇家の名に泥をぬってしまうわ！嫌なら外へでも行ってなさい！」
「はい…」
外に出ようとする私に父がかけよってきた
父「ごめんよ…A今だけの辛抱だ」
お父さまはよく私のために色んなことで
助けてくれる
お父さまは婿養子のため
お母さまにはあまり強くでれないけど
多少は和らげるよういってくれている
「わかった！」
私は元気よく返事をして外にでていった
公園にて
「寒い…ｸｼｭﾝ！」
私は公園のブランコで１人震えながら
座っている
『ﾎﾞﾜｯ』
「あったかい！」
目の前にメラメラと火がもえている
それも手の上で
「あなたの個性？凄いね！あったかいね！」
？「うん、僕の個性だよ」
目の前の男の子が火を手からだしながら
答える
「あなたのお名前は？私Aていうの！」
轟「僕焦凍！炎とね氷が使えるんだ」
「へー！凄いね！２つも使えるんだ！」
これが私と焦凍の出会いだった
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作者名：ティアナ | 作成日時：2018年8月17日 16時
