涙 ページ40
氷浸けにされてAを
轟が炎で氷を溶かし抱き抱えた
轟「無理しすぎだ…」
「頑張りすぎちゃった…」
苦笑いで答える
自分で歩こうとしたが足の痛みと
意識が朦朧としている為しっかり歩けなく
しぶしぶ轟に抱き抱えられながら
リカバリーガールの所へと運ばれた
リ「あんらぁ、また怪我したの
そこの坊やも腕を強く打ったみたいだ ね、そこへお座り」
リカバリーガールの個性により二人は
傷を治してもらう
リ「アタシちょっと席をはずすね、お嬢ちゃんはもう少しここで休んでなさい」
「ありがとうございます」
轟「俺もちょっとクソ親父に呼ばれてるから嫌だけど行ってくる」
轟とリカバリーガールの後を続いて
とても嫌そうな顔でその場を後にした
そして轟と入れ違いに爆豪が入ってきた
「あ、かっちゃん…どうしたの？」
爆「怪我したお前を笑いに来た」
少し回答に時間がかかったが
Aを馬鹿にするように答えた
「嫌みったらしいね！まぁ、賭けには私かま負けちゃったしね」
爆「元からお前が俺に勝てるだなんて思ってなかったわ」
鼻で笑いながらAの前に座り
先程とうってかわって真剣な顔になる
爆「我慢すんなって、USJの時みたいな顔してんぞ」
「え…？」
爆「泣きてーなら泣けや」
「そんな…私別に泣きそうじゃ…え…あれ？」
Aの目からはどんどん涙が溢れてくる
その涙を爆豪が指で拭う
「私…悔しい…勝ちたかった…！」
爆豪は無言でAの頭をワシャワシャと
撫でる
その撫でかたは雑であったが
Aには凄く暖かみを感じられた
「勝って…、決勝でかっちゃんをボコボコにする予定だったのぃ…！」
爆「テメェ！さりげなく何いってんだごら！」
「だってぇぇ！」
悔しさを口にだしながら泣いた
爆豪は試合の番がくるまで
ずっとAを慰めた
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作者名：ティアナ | 作成日時：2018年8月17日 16時
