個性 ページ34
爆豪から借りた体操着を着て
AはA組の集合場所へと向かった
先程の騎馬戦の結果を確認した所
常闇の活躍によりAは
トーナメント戦にでることになった
「集合場所あっちだったけ…」
なんとなくで集合場所を探していたら
聞き覚えのある声が聞こえてきた
エ「お前は最高傑作なんだぞ！」
エンデヴァーだ
轟と話しているのであろう
「最高傑作…」
『最高傑作』
母親に失敗作と呼ばれていたAにとっては縁のない言葉だ
その言葉に呆然としていたら
エンデヴァーがAの元へとやってきた
エ「お前は…『ヘルシャフト』の娘か」
「は、はい…」
突然声をかけられて驚く
『ヘルシャフト』とはAの母のヒーロー名だ
ドイツ語で 支配 だ
エ「先程の活躍は見させてもらった
感知能力と柔軟性、そして水中戦に特化したその個性。見事なものだ」
「ありがとうございます…」
先程轟のことを最高傑作と言っていたエンデヴァーが母と重なってしまい
あまり喜べない
この人も個性しか見てない
強さしか求めてないんだと察した
エ「焦凍は陸上戦に特化しているからな
その個性はなかなか興味がある」
「は、はぁ…」
エンデヴァーがAの事をしばらく
見つめた後
エ「近々また会うことになるだろう」
そういってその場を去った
「どうゆうこと…？」
Aはエンデヴァーとは会う機会はそうそうないはずだと思った
No.2ヒーローなので轟の家に行っても滅多にいないであろう
轟「クソ親父がすまない」
「ううん、大丈夫。それより焦凍は大丈夫なの？かなり揉めてたみたいだけど」
轟「あぁ…」
曇った顔で返事をする
Aと轟は共に集合場所へと向かった
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作者名：ティアナ | 作成日時：2018年8月17日 16時
