Diabla姫と悪魔執事【u/s/s/s】 (ページ37)

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エロスな愛＊6 ページ37

「はい、これで質問はあと1つなー」

「え、先程質問は”3つ”答えてくれるって…」

さすがの私もこれには話が違うと志麻さんに反論する。
私はまだ、”ここがどこか”しか聞いていない。

「”なんで俺たちがお前のこと知っとんのか”、”ここはどこなんか”、これで2つ答えたやろ?」

「え、最初のやつも質問の数に含まれてたんですか！？」

目の前の男は至極当然のように曲論を展開する

(むちゃくちゃな理屈だ…)

私は思わず目が点になった

なんなら最初の質問に関して”センラさんに聞いたやろ”では全く答えになってないではないか

「文句あんならここで止めるか?」

志麻さんは狼狽える私を見てニヤリと笑い
“まー、俺はそれでもいいけどな”と続ける。

その言葉で、改めて自分の立場を客観視する。

私は志麻さんの好意で“質問をさせて頂いている”のだ
最初から私に反論する権利はないし、彼の機嫌次第で伸ばすことも終わらすことも出来るのだ。

まさに-絶対王政-

「……文句ないです。質問を続行させてください」

「懸命な判断やな」

紫の瞳に弧を描き、満足げに志麻さんは嗤った。