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「確かに景山は、クラスメートに無視され
親友だと思っていたお前にも避けられて
深く…傷ついた」
「でも、それが亡くなった理由じゃねぇ」
先生の言葉に続けて
私はそう言った。
さくらはハッとして私を見る。そして首を振った。
「違う、違うの、A…!違うんです、先生…!
ほんとに私っ…」
「お前の所為じゃない」
私は微笑んで、さくらを安心させるために
ゆっくりと言った。
さくらが悪いわけではない。そりゃ皆の意見に流されて
澪奈を無視した罪の重さは変わらねえけどさ、でも、さくらは他の皆と違うから。
ちゃんと過去の自分に向き合おうとしてるから。
だからこそ、私は彼女を許すことが出来た。
「なんでアンタにそんなこと分かんだよ」
「景山本人に聞いたからだ」
皆の顔に困惑の色が浮かぶ。
甲斐が問うた。
「ならアイツは誰に何されて自 殺したっていうんだよ!」
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作者名:夜桜 雨 | 作成日時:2019年2月11日 14時