【3年A組】先生、私手伝います。【2】 (ページ7)

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「私は澪奈のSOSを踏みにじった。
澪奈が自殺したのは、…私の所為。

私の所為で…澪奈は命を絶った。…ごめん、っ…」

最後の謝罪は皆や先生、そして自分にではなくて
きっと…澪奈に向けた謝罪。
私は顔をうつむかせた。昔澪奈が言っていたことを思い出す。

「さくらはね！もっと自分を出した方が良いと思うの」

「…？誰だ、さくらって」

「ほらー！やっぱり聞いてなかった！私の新しい友達！
しかもAの後ろの席だよ？」

「へえ、初めて聞いた。…正直興味ねぇ」

「聞こえてるからね！あ、もう煙草禁止だってば！見つかったらどうするの！」

昔の会話に懐かしくて思わず小さく微笑む。
だけど先生の声にハッと我に返った。

「それがお前の答えか？
…お前の所為で、景山澪奈は死んだ。そうだな？」

「……はい」

先生は俯くように下を向く。
そして言った。

「残念ながら、それは不正解だ」

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