【3年A組】先生、私手伝います。【2】 (ページ13)

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「いいか、聞け！何故！景山澪奈が死ななければならなかったのか！
これから彼女の生き様を通して…お前らの考えがいかに脆く、弱いものなのか！
…思い知らせてやる」

「……ふざけんなよ」

中尾が小さく呟いた。
そう、ここからが全ての物語を繋ぐ、大事な場面。

「ふざけんなよ！おい！！」

「そして、変わるんだ…悪意に塗れたナイフで…
汚れなき弱者を傷つけないように！変わるんだよ！…ッ変わってくれ！」

中尾の胸ぐらを掴んで先生は頭を下げた。
私も皆に向けて頭を下げる。

教室中が静寂に包まれた瞬間、…警告音が学校中に
響き渡った。

「……！」

私は急いでパソコンの画面を覗く。
そこには学校に侵入を始めた警察の姿。

時間だ。

「先生、」

「ああ。……警察の皆さん、言ったはずですよ。
次の指示を出すまで待っていて下さいと…大人しくしていなければ
生徒達の命は保証しないと」

暫くの間彼らの様子を伺ってみたが
戻る気配はなし。
まあ警察の中にグルがいるからその人の指示によるものなんだけど…

先生はわざとらしく言った。

「いいでしょう！
そちらがその気なら……最初の犠牲者は、…お前だ」

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