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「せーんせ、今日はよろしく頼むわ」
「ああ」
朝。
周りの人達に気付かれないように柊先生に
声を掛ける。
「手伝おうか?」
「いい。チャイムなるから早く行って」
「はいはーい」
んじゃ、と言って右手を挙げ
教室に向かおうとした時だった。
後ろから凄い音がした。
思わず振り向く。
「HR遅刻すんなよー!」
柊先生の近くに宇佐美香帆と魚住華の姿が。
そして廊下に散らばるダンボールの数々。
あーあー、あん中には爆弾やら何やら入ってるっつうのに。
そう思いながら拾うのを手伝おうとした…のだが。
「A!おはよー!」
「…!……はよ」
「ほら行こ!ぶっきーは放っといてさ!」
「…おう」
宇佐美に邪魔された。
走りながら手を引かれた為、クラスの中では結構良いヤツだと思われている私は
それを振り払えることなんて出来るはずもなく…
彼女達について行ってしまうことになった。
すまん、そういうジェスチャーを柊先生に送ると彼は気にするなとでも
言うかのように肩を竦めた。
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夜桜 雨(プロフ) - 白桜姫さん» 読んでくださってありがとうございます!楽しみと言って頂き嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ続き楽しみにしてます! (2019年1月20日 21時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雨(プロフ) - 恋契*sub*さん» 初コメありがとうございます!今年受験生なので更新速度はかなり遅めですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
恋契*sub*(プロフ) - 来ました〜!すごく臨場感溢れる小説で続きにワクワクしてます! 更新頑張ってください♪ (2019年1月18日 21時) (レス) id: b4121c8d82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 雨 | 作成日時:2019年1月16日 22時