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「じゃあ何で泣いてるの?」
「っ…!!」
景山に言われて気がついた。
私が…泣いていることに。
「大丈夫!私はずっとAちゃんと友達だから!
そんなことで離れていったりなんかしないよ!」
安心して、その言葉に私は思わず泣き崩れた。
そんな私を笑顔で慰める景山。
馬鹿だ。こいつは本当の馬鹿 野郎だ。
今まで何人かだけ景山のように引っ付いてくるヤツはいたが
これを話せば皆離れて行った。
だから…
今回も同じだと思って、期待なんてしていなかったのに。
「ッ、……あり、がとっ…な」
「…!うん!」
それから私と景山が仲良くなるには時間なんて掛からなかった。
色々な噂は広まっているようだが、それらはすぐに消え去った。
何気ない日々が続いて
中学三年生になった。私は別にどこの高校に行きたいとかなかったから
景山と同じ高校に行くことにした。
「これからもよろしくね」
「…ふん、まあこちらこそ」
そう笑い合っていたのに。
なのに。どうして…
なんで自 殺なんか、…馬鹿 野郎。
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夜桜 雨(プロフ) - 白桜姫さん» 読んでくださってありがとうございます!楽しみと言って頂き嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ続き楽しみにしてます! (2019年1月20日 21時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雨(プロフ) - 恋契*sub*さん» 初コメありがとうございます!今年受験生なので更新速度はかなり遅めですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
恋契*sub*(プロフ) - 来ました〜!すごく臨場感溢れる小説で続きにワクワクしてます! 更新頑張ってください♪ (2019年1月18日 21時) (レス) id: b4121c8d82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 雨 | 作成日時:2019年1月16日 22時