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今から約五年前…私はかなり荒れていた。
普通の中学二年生ならば、そろそろ高校受験のために
塾に行き始めたりするのだろう。それか部活を楽しんだりするのだろう。
でも私は違った。
幼い頃に両親を失い、親戚にたらい回しにされていた私は
色々あって人間というものが大嫌いになって、人と関わろうとしなかった。
「ねえねえ!
今日 放課後カラオケに行くんだけど…」
「うっせえ。話しかけんな」
クラスが変わって私を知らないヤツが話しかけてくるようになった。
正直ウザい、としか思っていなかったから軽くあしらう。
この頃の私はヤンキーみたいな性格をしていて他の中学校の人らと
喧嘩をすることも多かった。
そのため私のことを知っているヤツもいて
ソイツらに「関わらない方がいいよ」とでも言われたのか話しかけてきたヤツは
次第に話しかけて来なくなった。まあ私的には丁度いいのだが。
そして、ある日。
授業が終わったので学校から急いで出ようとすると
一人の女が複数の男に絡まれていた。
制服を着ているからウチの学校の生徒だろう。
っていうかあの男共見覚えあんな…
「あっれー、前私にボッコボコにされて惨めな姿なまま
覚えとけよ的なこと言って尻尾巻いて逃げやがった…名前なんだっけ、
まあいっか……男として恥ずかしいヤツらじゃないですかー」
完全な挑発。
こいつらみたいな単細胞はすぐに引っかかる台詞だ。
「何々、また卑怯な手を使って今度は女で遊ぼうっての?
てめェら最近調子乗ってね?ここは私のシマだってこと、…もう忘れたのかよ」
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夜桜 雨(プロフ) - 白桜姫さん» 読んでくださってありがとうございます!楽しみと言って頂き嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ続き楽しみにしてます! (2019年1月20日 21時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雨(プロフ) - 恋契*sub*さん» 初コメありがとうございます!今年受験生なので更新速度はかなり遅めですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
恋契*sub*(プロフ) - 来ました〜!すごく臨場感溢れる小説で続きにワクワクしてます! 更新頑張ってください♪ (2019年1月18日 21時) (レス) id: b4121c8d82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜桜 雨 | 作成日時:2019年1月16日 22時