13 ページ18
.
「…ぴんぽーん。
他のクラスにはないこと、それは…生徒を1人…失ったことだ」
目を瞑れば…彼女の笑顔が未だに浮かぶ。
本当は無邪気で明るくて…『強くありたい』と人一倍強く願っていた少女の
笑顔が。
そして…笑い声が、聞こえる。
「ほんとにそうか?俺とAはそんな風に思ってない」
「どういう意味ですか」
「この中の誰かが、景山の自 殺に関与している…かもしれない」
澪奈、と。
私は心の中でポツリと呟いた。
昔 荒れていた私を助けてくれた彼女に何もしてあげられなかった後悔が
再び私を苦しめる。
「これから皆にチャンスを与えよう。
何故、景山澪奈は死んでしまったのか。その理由を夜の八時までに導き出せたら、
皆を…ここから解放してあげよう」
少しだけ、ざわつく教室。
「ただし!」
先生は皆に聞こえるように声をあげた。
「…回答は、一度だけ。
不正解だった場合…誰か1人……死んでもらう」
「…!」
数人の息を飲む音が聞こえた。
.
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜桜 雨(プロフ) - 白桜姫さん» 読んでくださってありがとうございます!楽しみと言って頂き嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - めっちゃ続き楽しみにしてます! (2019年1月20日 21時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 雨(プロフ) - 恋契*sub*さん» 初コメありがとうございます!今年受験生なので更新速度はかなり遅めですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 79151c8825 (このIDを非表示/違反報告)
恋契*sub*(プロフ) - 来ました〜!すごく臨場感溢れる小説で続きにワクワクしてます! 更新頑張ってください♪ (2019年1月18日 21時) (レス) id: b4121c8d82 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜桜 雨 | 作成日時:2019年1月16日 22時