君に一番のキラめきを

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｢こんなところに呼び出して何のようですか？｣






｢まぁ、仮にも元指導者に向かってなんて事を…｣






｢あなたみたいな人を指導者だなんて思ったことなんてありませんよ…原監督｣






｢水瀬…言うようになったじゃないか｣







ジャイアンツ一番の黒幕、原辰徳。







私の大好きな由伸監督を返してほしい。
あの人は私を決して差別しなかった。






いつも笑顔で優しく指導してくれた、失敗しても私を責めなかった。






私はあの人が監督だからジャイアンツに入ったのに…あなたが来て全てが変わった。









｢勇人が酷い言葉を君に発してしまったようで…代わりに謝るよ。すまなかったね｣






｢そんなこと思ってもいないくせに｣







｢ひねくれてるねぇ｣







あんたにだけは言われたくない。







私をジャイアンツの中の悪者にしたこと絶対に許さないから。








｢今日は智之が先発でねぇ、とても張り切ってるみたいなんだ｣






｢私相手にそんなことないでしょ？｣







｢いや、本当に張り切ってるよ。水瀬を叩き潰すってね｣








本当に相変わらずネジが外れてる方だ。






逆に私が叩き潰してあげたいくらいだよ。勿論カープの野球で。







今の私の力を見せつけてやるんだ。









｢智之、凄い気迫してるから…きっと今日は誰も止められないよ｣







｢そんなのやってみないとわからないじゃないですか？｣








｢やらなくても分かる…。今日、カープは負ける。水瀬、お前がいるせいでな｣








ニヤリと口角をあげて笑う原監督に少し苛立つ。






でも、やられたことは野球で返すんだ。絶対、見返してやる。









｢私だって、輝けるってこと…証明してみせる｣








闇だって、たくさんの光を浴びれば輝ける。








カープの野球は強い…きっと負けない。









私をジャイアンツから追い出したこと腹の底から後悔すればいいんだ。









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