恋愛映画と違う道

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宮「たったそれだけでも
素敵な、大切な友達なんだなって感じる」

「生徒たちがそんな人に出会えるように
3年間を彩る手伝いができたらいいなって思います」

宮「いい夢だね」


宮舘side

今年の4月に赴任してきた野波先生

目黒先生と一緒で、この学校で1番若い先生で
生徒たちと1番歳が近いということもあってか
生徒たちからの人気も高い

最初こそ、緊張している様子が目に見えて分かるようであったが、ここ最近はすごく楽しそうにしている様子を見かけるようになったと思う



"無いものねだりでも、一緒に補える人がいれば
きっとそれが最強なんだって"


"生徒たちがそんな人に出会えるように
3年間を彩る手伝いができたらいいなって思います"



彼女の口から紡がられる思いは
いつだって、純粋で真っ直ぐで、真剣である


"俺たちのようにしっかりとした人に早くなりたい"と彼女は言っていたが、きっとお手本にする相手は
彼女のような人のことを言うのだと思う


俺は、これからも彼女から紡がれる言葉を
聞き逃さず、大切にしていきたい


あなたのように
生徒を思い、信じ、受け止める心を忘れたく無いから


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