気づけなかった ページ4
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深澤side
歌舞伎中のAの思いを初めて聞いた
俺が照とAについて話している裏で
Aと舘さんが共に過ごした時間
俺は何をしていたんだろう
見失わないように見守るって、いつか話したいと
思った時に聞いてやれるようにしようって思ってた
だけど違ったんだ
『待つ』ことが正しい方法ではなかった
俺たちから踏み込んでやるのが正しかったんだ
どこかで怖かったんだろうな、拒否されることが…
Aを支えてやりたい、だけどそれにAが答えてくれなかったらどうしようって
俺の思いが届かなかったらどうしようって
これ以上距離が空かないようにしないといけないって怖気付いていたんだよな…
俺がそんなことを考えている間に舘さんは
真っ先に一歩踏み出した
Aのことを知るために、Aにどう思われようが関係なしに思いのままぶつかった、だから
Aを救えた
Aは舘さんのことをすごい信頼している
俺は、Aから舘さんみたいに信頼されることは
きっとない、この先どれだけ頑張っても同じように
信頼してもらうことはできないと思う
これが一歩踏み込めたやつと
踏み込めなかったやつの違いだ
「グループも事務所も辞めるつもりだった」
俺は時が止まったかと思った
もし誰も気づいてあげられていなかったら
もしAの意思が少しでも早く固まっていたら
もしAが一歩踏み出すのが舘さんより早かったら
もし…もし…もしAがSnowManをやめていたら
俺は俺たちはどうなっていたのだろうか
今は想像することしか出来ないけど
実際にそんな日が身近に迫っていたことを
俺たちは今まで知らなかった
知らずに呑気に今まで生きていたんだよ
10人が9人になった世界は
想像しただけで恐ろしかった
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紫苑(プロフ) - いつも、楽しく拝見させていただいております。大変だと思いますが頑張ってください。応援しております。 (2022年2月15日 18時) (
レス) @page17 id: 761c21ee7b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 更新ありがとうございます!これからも無理せず更新してください (2022年1月24日 14時) (レス) @page15 id: fb53b4a960 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤由姫奈(プロフ) - 向井君の時間楽しみです！ (2021年9月20日 14時) (レス) id: bc182d4bd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年8月6日 13時
