赤井秀一(4) ページ4
side貴方
「赤井さんあの、これは…」
「冬と言えば温泉だろう」
「は、はぁ。それはいいとして、何故混浴…？」
「正しくはカップル専用だ。他の客は来ないから安心して出来るだろう」
「何も安心できませんし温泉で何するつもりですか‼//」
ニヤニヤと笑う彼にハメられたと肩を落とす。
温泉に行かないかと言われた時にもっとよく表情を見ておくべきだった。
何せ久しぶりの外デートの誘いだったものだから…
こういうのは違います！と抗議すれば「知らん」と一蹴されいつもの早業で脱がされた服。
抱き抱えるように持ち上げられた体のまま二人で湯に浸かると溢れた湯が床に流れていった。
「せめて普通に入らせて下さい！」
「入ってるだろう。このまま何もしなければ問題ない」
「ありますから‼こんな体制恥ずかしくて心臓爆発しそうなんです…！」
「可愛い事を言ってくれる」
ちゅ、と額に落とされる口付け。
もう何もしなくなってないですか⁉
離してくださいー！と厚い胸板を精一杯押すけどそれを彼は愉しそうに喉を鳴らし一向に離してくれる気配はない。
「赤井さん…！」
「そんなに恥ずかしいようならもっと恥ずかしい事すればいいんじゃないか？」
「っそれはいいです！もう恥ずかしくなくなりました！」
「何だ、つまらん」
ほんの少し拗ねる赤井さんが可愛…っじゃなくて！
結局このまま上手いこと言いくるめられた…
敵わないなぁと膨れているとそんな私の考えを見透かしたのかクｯ..と笑う彼。
「安心しろ。敵わないのはお互い様だ」
「…そんな事ないです。いつも私ばっかり乱されて、ドキドキさせられてるんですから！」
「…なら聞いてみるといい」
俺の音を。
そう言い胸に押し当てられた手。
そこから伝わる彼の鼓動が自分と同じリズムを刻んでる事に驚く。
信じられないという顔で彼を見ると自嘲気味に微笑んだ彼は____
「これでも同じじゃないと言えるか？」
「赤井、さん…」
「いや、乱されているのは俺の方が多いだろう」
「っ⁉」
「________な？」
「な？じゃありません‼//」
より引っ付いた体、近づいた腰。
すり、と寄せ口角を上げる彼にまた私は抗議の声を上げた________
＿fin＿
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みかん(プロフ) - うわああさすがかっぱの子さん！！ワンピース小説大好きです...！！是非またワンピースの新作書いてください！待っていますー！ (2019年1月5日 21時) (
レス) id: 3dab1a0015 (このIDを非表示/違反報告)
rilu - あっ…神だ。（確信） (2018年12月31日 14時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かっぱの子
| 作成日時：2018年12月30日 15時
