五条悟に100万回殺’された女

31話 ページ31

そこから鍋パが始まり、どんちゃん騒ぎをして数時間___




気がつくと辺りは死屍累々と化していた。





原因は硝子が持ってきた大量の酒だ、「今日ぐらいはいいだろ？」と笑顔で持ってきやがった。

テンションの上がっていた私たちも「まぁ、今日ぐらいは…」と流されてしまったのがいけなかった。





数時間経った頃には酔い潰れた私たちと、その中央でまだ飲んでいる硝子の姿があった。

机の上に突っ伏しながらグビグビと飲み続けている硝子を横目で眺める。




硝子は最後のひと瓶を飲み干すと、「じゃ、私帰るわ」と涼しい顔で帰っていきやがった。






腕時計を見るともう0時を回る頃になっている。

明日が休みとは言え、このまま床に放置するわけにはいかないか、と、ガンガンと痛む頭を押さえて近くにいた夏油を揺する。




A「夏油〜、起きて、もう解散にしよ…」




私が体を揺らすと「ん"〜」と夏油は眉を潜め、薄らと目を開ける。

夏油はゆっくりと体を起こし「あ"〜…、頭が痛い…」と手で頭を押さえる。






A「大丈夫？水飲む？」

「いや、大丈夫、帰るよ。今日はありがとう」






夏油はそういうと、床に落ちている七海と灰原を引きずり帰っていく。




夏油って意外と脳筋なとこあるよな、とアルコールでガンガンと痛む頭で考えていると「う"、ん"〜…」と声が聞こえる。





チラリと声がした方を見ると五条がベットにもたれ掛かっている。

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