21話 ページ21
A「鍋パしない?」
秋も過ぎ去り、本格的に冬に移行しようとするというのに高専の教室は相変わらずの吹き抜け式で、五条が「寒い!」と日々駄々をこねている。
そんな五条を夏油が宥めながら「確かに、こんなに寒いとあったかいものが欲しくなるな」という発言で思いついた。
A「寒いしさ、みんなで鍋パしようよ」
唐突にそう発言した私を教室にいた3人がこちらを見つめ、パチリと瞬きをする。
すこし間が空き、「確かにいいかも」とそれぞれが発言する。
じゃあ、今夜にでもと予定を立てている中、「鍋パってなに?」と五条が声を発した。
その五条の発言に私を含めた3人が一斉に五条に顔を向ける。
A「え、五条、鍋パ知らないの?地底人か?」
「はぁ?知らねぇよそんなの、鍋はわかるけど『パ』ってなんだよ『パ』って」
信じられないと言った目で五条を見つめる私の横で「鍋パっていうのは…」と夏油が五条に簡単に説明を始める。
一通りの説明を聞き終えた五条は「いいじゃん!やろう鍋パ、俺やりたい!」とはしゃぎだす。
よし、じゃあしますか!と意気投合し、「何鍋にする?」と話していると、「どこの会場抑えんの?」と五条が発言し、またもや一斉に五条の顔を見る。
「え?だってパーティーだろ?違うの?」
私たち3人は顔を見合わせ「はぁ、」と大きなため息をつく。
「ごめん、私の説明不足だ…」
そう言うと夏油は五条に改めて説明を始める、その横でタバコを吸いながら「坊ちゃんが…」と硝子が呟いていた。
5129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
zero(プロフ) - 未成年飲酒じゃね?おーけーなの?おーけーおーけー (2021年10月23日 15時) (レス) @page31 id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
緑の白猫 - キャラの個性を使い切っていて凄く面白いです。大好きです。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 41276e8159 (このIDを非表示/違反報告)
lil - うわぁぁ知ってるお話ぃぃぃ!?!?!?と思ったらあなた様でしたかぁぁぁぁぁ!(pixiv見てますフォローしてますありがとうございます!!!!) (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6d602114ab (このIDを非表示/違反報告)
Panda - 凄く面白かったです。続きが読みたい!!! (2020年12月22日 11時) (レス) id: 0b60fa6ccb (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 続き楽しみです♪ (2020年12月21日 21時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ガチンコチン | 作者ホームページ:https://marshmallow-qa.com/ponponpon1234
作成日時:2020年11月26日 16時