五条悟に100万回殺’された女

15話 ページ15

A「ちょっと、何笑ってんのよ」

「あっはははは、だって！面白いぐらいにボロボロじゃ〜ん！！ウケるね〜〜！！」






五条は笑いながら私に近づくと近くにあった椅子を引き寄せベットの横に座る。



「うっわ、ぐるぐる巻きじゃん！あはは！めっちゃウケる！」と笑いながら私の包帯でぐるぐる巻きの腕を手に取る。







何なんだこいつは、とキャッキャと笑いながら私の腕を見ている五条を睨みつける。




目の前に包帯ぐるぐる巻きの友人がいるっていうのに笑い転げてるとかどういう神経してんだこいつ、

やはりこいつは私を100万回殺しただけあるな、と再確認していると「私はもう行くね、後はゆっくり休んで」と夏油に声を掛けられる。








A「え、あ、うん！本当にありがとうね」

「困ったときはお互い様だろう？私はもう行くけど悟はどうする？」





夏油は私の腕でいまだに遊んでいる五条に声をかける、五条は「ん〜」とあいまいな返事をすると「まだ観察するわ〜」と訳の分からない答えを夏油に返す。








「そうか、あまり私もしつこく言いたくないけど…悟、わかってるね？」

「はいはい、わかってますよ〜」









適当に答える五条に、「それならいい」と夏油は言うと医務室を後にする。

16話→←14話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す