みお＝六兆年と一夜物語 ページ6
―――青色の髪だ。
―――鬼の髪の色だ。
もう何年そう言われ続けたのだろう。
そう、これは時定市の「みお」という名前の少女の―――
誰も知らないお伽話。
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生れついた時から忌み子、鬼の子としてその身にあまる罰を受けていた。
でもそんなこともう慣れてしまった。痛みも何も感じなくなっていった。
私には悲しみなんてない。想いなんてない。だけどできることなら―――
夕焼けこやけ、お母さんと手を繋ぎたいな………。
私は何も知らない。叱られたあとの優しさも。雨上がりの手の温もりなんてただ寒いだけなのにさ。
なんで私は死なないの?
死にたいと何度も思ったりした。だけど私は死ななかった。
―――夢のひとつも見れないくせに。
周りの人はそう言って私も嘲笑った。
でも、1人の子は違った。
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吐き出すような暴力と蔑んだ目の毎日に紺色の髪の君はいつしかそこに立ってた。
「君の名前が知りたいな!」
その問いに答えたかったけど、答えられなかった。
私には舌がないから――――。
家を抜け出して彼女と遊ぶことになった。外の世界に行くのは初めてだ。
私はときめきと戸惑いの両方を兼ねながら、見張りに気づかれないように外に出て、待ち合わせ場所に行った。
「あ、こっちこっち!!」
元気な声で手を振ってきた。「みおちゃん、服汚いじゃん!私の服貸してあげる!!」
私の手を引いて走り出した。周りの人々は私に注目している。
当たり前だ。私は青色の髪の―――鬼の子なのだから。
あの子のお古のとある高校の制服とローファーを履いて出直した。
歩いている途中、アクセサリーを売っている露店があった。
あの子は言った。
「どれか１つ買ってあげるよ〜」
私にどんな服が似合うかわからない。結局彼女が決めてしまった。
木製の四角い髪留めを２つ、耳の付近で縛ってもらった。
「うん、似合う似合う!!」
「ありがとう」と伝えたかったけど口がパクパクしただけだった。
もう夕暮れだ。もうそろそろ帰らなくちゃ。お母さんに暴力をふるわれる
身振り手振りで彼女に伝えようとした、その時だった。
「一緒に帰ろう!」
手を引いて走り出した。この時わかった。君は私の―――
家に帰ったらお母さんに殴られた。蹴られたりもした。
そして、鉄格子で出来た牢屋に投げ込まれた。
私は牢屋の中で声にならない声で叫んだ。
「こんな世界、私と彼女以外、みんないなくなればいいのにな!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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美花 - きゃおりーーーん！私の大好きな「モザイクロール」お願い！ｗ(*´ω｀*) (2013年3月11日 20時) (
レス) id: 795796011d (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» そんなの気にしなくていーよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！むしろ私こそごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！ (2013年2月26日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
香里ー奈 - フィラ＠レミ嫁さん» てか、本当に遅くなってゴメンなさぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁい!! マジでごめんよぉぉぉぉっぉぉぉぉぉっぉ!! (2013年2月26日 20時) (レス) id: 830798a2cc (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - ひぎゃぁぁぁぁorzパタッ{萌えすぎてぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////遅いとか気にしてないよー！ (2013年2月18日 20時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» うん！いつまでも待ってるっ♪ (2013年1月7日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香里ー奈 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sawadahana/
作成日時：2012年9月26日 18時
