ゆっこ=腐れ外道とチョコレゐト ページ31
「ねえねえ知ってる? 長野原さんと笹原先輩があのホテルに入ってったんだって!」
「えー? 何それ知らなーい」
クラスメイトたちの他愛もない会話。
内容的にはもの凄いこと言ってるけど、いつもそんな感じ。
まあみおちゃんが関わってるのは正直初めてだけど。
「……みおちゃんがねぇ」
にわかに信じがたいが、最近上手くいっていると本人も言っていたし、この年齢からあのホテル
というのは少し引くところがあるが、彼女なりに頑張っているのだろう。
「ねえねえ知ってる? みおちゃんが笹原先輩と一緒にあのホテルに……」
「そうなの!?」
それを今度は私が受け継ぎ、広めていく。
友達? そうだね。裏切り行為にはなるかもしれない。だけどこれが―――
私の生き甲斐であり、仕事だから。
「ねえねえ。話に混ぜてよ」
昼休みで弁当を片手に帰ってきたみおちゃんが、隣にいる女子達に話しかける。
しかし、その女子達はみおちゃんを無視し、そのグループで盛り上がった。
みおちゃんは少し首を傾げたが、すぐにほかの子に話しかけた。
「ねえ。仲間に入れてよ」
その子もスルー。
そうだよね。みんな引いちゃってるんだもんね。それは無視されるよ。
まあそれを作ったのは私だけど。
1人呆然とするみおちゃん。私はみおちゃんに近づき、その頭をそっと撫でた。
「皆すれちゃってるんだよ。一緒に食べよ、弁当買ってきたんでしょ?」
みおちゃんはこくんと頷くと、黙々と弁当を漁り始めた。
☆○☆
「相生さん。長野原さんが放課後屋上に来いって」
クラスメイトの1人が私に告げる。
きっと気づいてしまったのだろう。私がやったのだと。
「ねえ、あの……の……が、実は……っていうこと、それはもう……で……が……」
どこからか聞こえてくる噂話。
その放課後、私は屋上へと向かった。
みおちゃんがいた。それもフェンスの向こう。つまりは、飛び降りようとしているのだろう。
「……みおちゃん、危ないよ。帰ってきてよ」
「……あんたがやったんだよね。ゆっこ」
「……そうだけど」
「なんで? 私達友達でしょ?」
「綺麗事はうそ臭くて、下世話な蜜が真実なんだよ」
「……は?」
みおちゃんが訝しげに私を見つめる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー食べ物
すし
2人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美花 - きゃおりーーーん!私の大好きな「モザイクロール」お願い!w(*´ω`*) (2013年3月11日 20時) (レス) id: 795796011d (このIDを非表示/違反報告)
フィラ@レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» そんなの気にしなくていーよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!むしろ私こそごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! (2013年2月26日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
香里ー奈 - フィラ@レミ嫁さん» てか、本当に遅くなってゴメンなさぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁい!! マジでごめんよぉぉぉぉっぉぉぉぉぉっぉ!! (2013年2月26日 20時) (レス) id: 830798a2cc (このIDを非表示/違反報告)
フィラ@レミ嫁(プロフ) - ひぎゃぁぁぁぁorzパタッ{萌えすぎてぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////遅いとか気にしてないよー! (2013年2月18日 20時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
フィラ@レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» うん!いつまでも待ってるっ♪ (2013年1月7日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:香里ー奈 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sawadahana/
作成日時:2012年9月26日 18時