みお＝十面相 ＜フェラ＠レミ嫁さんリク!!＞ ページ26
「笹原先輩!! 付き合ってください!!」
「すまない」
あっさり断られた。
夕暮れの学校。私はことみおは想い人である笹原先輩を体育館裏に呼び出し、告白をした。
返事は「ノー」。当たり前といったら当たり前だった。
だっていきなり告白したんだし、それといったアプローチだってしてない。
私は誰もいない体育館の裏で、佇んでいた。
(そりゃあそうだよ。私には魅力も何もない。こんな私みたいな人を付き合っても先輩を幸せになんてなれないよね……)
涙も出ることもなく、私は教室に置きっぱなしにしてあった鞄を取りにいき、家へ帰った。
♂♀
ある日の放課後。私は笹原先輩に呼び出された。
笹原先輩は真剣な面持ちで私に告げた。
「長野原みお。私と付き合ってくれないか」
「え……」
私は絶句した。当たり前だ。告白して断られた相手に告白されたのだから。
「長野原みお。お前はあの日の夜。私の家へとやってきた。そうだろう?」
先輩が言っていることに、全く覚えがなかった。
「わ……私は……」
「それも毎日毎日。その行動に私は心を動かされた」
「わ、私は笹原先輩の家になんか行ったことありません!!」
「ああ。知っている」
(え?)
先輩の言葉に、またも言葉を失った。
「きっとお前の中には人格がある。それも10個の。お前は私の家に来るとき、毎回性格が変わっていたのだから」
思考回路が混乱した私をおいて、先輩はまだ話を続ける。
「しかし、私は1つの人格しか愛せない。だから、お前自身で選んでくれ。自分の人格を」
そう言って、笹原先輩は帰っていった。
―――私の人格。
―――10つの人格。
―――笹原先輩の家に毎日行っていた10個の人格。
それには覚えがあった。
直後、声が聞こえた。
＜ちぇー、もうこの時が来ちまったか〜＞
それは口調は違うけれど、確かに私の声。それは頭の中に直接響いてるようだった。
＜まあいいじゃん。私は「私」のためにあるんだから〜＞
＜ま、あとは頑張れ!!＞＜よくわかんないけど、頑張ってね〜＞＜頑張らなかったら承知しないんだから!!＞
頭に響く、10個の台詞。すべて私の声だった。
→
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー食べ物
すし
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美花 - きゃおりーーーん！私の大好きな「モザイクロール」お願い！ｗ(*´ω｀*) (2013年3月11日 20時) (
レス) id: 795796011d (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» そんなの気にしなくていーよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！むしろ私こそごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！ (2013年2月26日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
香里ー奈 - フィラ＠レミ嫁さん» てか、本当に遅くなってゴメンなさぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁい!! マジでごめんよぉぉぉぉっぉぉぉぉぉっぉ!! (2013年2月26日 20時) (レス) id: 830798a2cc (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - ひぎゃぁぁぁぁorzパタッ{萌えすぎてぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////遅いとか気にしてないよー！ (2013年2月18日 20時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» うん！いつまでも待ってるっ♪ (2013年1月7日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：香里ー奈 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sawadahana/
作成日時：2012年9月26日 18時
