ユリア＝メランコリック ＜フィラ＠レミ嫁さんリクエスト＞ ページ19
「関口〜!だるまさんが転んだしようぜ!」
「………」
「関口〜!」
―――先輩のこと、何にもわからない。何にも知らない。
そんなうちに心奪われるなんて、
絶対ありえない!!
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「は〜、来週からテストか〜。俺何にもしてないよ〜。関口は?」
「……少しなら」
「いいよな、関口は〜。少ししか勉強してなくてもいい点とれるから」
……そういう意味じゃないんだけど。まあ、いいか。先輩がそう思うなら。
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日曜日の日暮れだ。夕焼けが奇麗に見える。図書館からの帰りだった。
「あ、関口じゃん!!」
不意に後ろで声はした。振り返ってみるとそこには―――
「……先輩」
「よう!!また図書館の帰りか?」
「はい」
「そっか〜、勉強もほどほどにな!」
そう言って先輩は去っていった。
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……先輩って私のことなんでも知ってる。日曜日は必ず図書館に行くこと。
テスト勉強を本当はがんばってしていること。
私のこと何でも知っている先輩は『メランコリンニスト』と呼ぶべきかな?
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なんでもかんでも強気で、本気でやったって何の意味のないって思える。
そんなことないのに。
ちょっとの勇気を出せばいいだけのことだって、『やっぱり無理』って塞ぎこんじゃう。
……先輩との会話だって……。
そんな私だから。
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「なあなあ、関口!いっせーのーせやろう!!」
私の気持ち気づいてくれない先輩なんて、知らない。もう知らない。
それなのに「なあなあ」って……また眠れなくなっちゃうじゃん!
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「関口〜!だるまさんが転んだ〜!なんでやってくれないんだ〜!?」
と、何度も呼びかけてくる先輩。なんでやってくれないんだって、それは恥ずかしいからに決まってる。
私って本当に無愛想で無口な奴。
「……ちょっと外行ってくるな」
「あ………」
先輩が部室のドアを開け、出ていってしまった。どうしよう、自分のせいで先輩は……。
私は自分の弁当箱と、秘密に先輩のために作った特製の弁当箱を持って先輩を探しまわった。
今こそ自分の気持ちを伝えるべき、と天が囁いている気がした。
屋上につづく扉を開けた。そこにはいた。先輩が。天を見上げながら。
「お、関口!!」
「あ、あの……先輩……ごめんなさい」
「え?何がだ?」
「あの、さっき遊びを誘ってくてのに…」
「ああ、いいんだ!関口だって忙しいだろ?」
「それで…先輩のためにお弁当を…」
「マジで!?サンキュー!!」
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美花 - きゃおりーーーん！私の大好きな「モザイクロール」お願い！ｗ(*´ω｀*) (2013年3月11日 20時) (
レス) id: 795796011d (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» そんなの気にしなくていーよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！むしろ私こそごめんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！ (2013年2月26日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
香里ー奈 - フィラ＠レミ嫁さん» てか、本当に遅くなってゴメンなさぁぁあぁぁぁぁぁああぁぁぁああぁぁい!! マジでごめんよぉぉぉぉっぉぉぉぉぉっぉ!! (2013年2月26日 20時) (レス) id: 830798a2cc (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - ひぎゃぁぁぁぁorzパタッ{萌えすぎてぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////遅いとか気にしてないよー！ (2013年2月18日 20時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
フィラ＠レミ嫁(プロフ) - 香里ー奈さん» うん！いつまでも待ってるっ♪ (2013年1月7日 21時) (レス) id: 134380e6b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香里ー奈 | 作者ホームページ：http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sawadahana/
作成日時：2012年9月26日 18時
